
2023年度<合格体験記>(15)(15:30~16:30)(武道)(英語)
●英語(メルマガ読者、無料動画利用者、無料教材利用者、<傾向と対策シリーズ>利用者、<2次セミナー>利用者)
●2022年度スペイン語合格者なので、今回で2冠王(英語、西語)となりました。
●<模擬面接特訓>受講者(2023年 11月3日)
【1】受験の動機
結婚、海外帯同、育児によるキャリア中断の危機を感じ、資格取得に取り組むことを考えました。
昨年、植山先生の指導もありスペイン語の資格を取得し、今年は英語でも仕事ができるようにと受験しました。
通訳案内士の英語資格は、単に英語力の証明だけでなく、さまざまな機会を広げる可能性があり、それが私の学習のモチベーションとなっています。
同時に、日本の国際的な存在感を高め、国内外のパートナーシップを築くために個人ベースでできること=外国語で的確に日本について説明できる能力だと考えており、その能力の証明が欲しいという気持ちもありました。
【2】第1次試験対策
<日本地理>(免除)
<日本歴史>(免除)
<一般常識>(免除)
<通訳案内の実務>(免除)
(1)英語(自己採点:83点)
<勉強法>
- 過去10年分の過去問題を解きました。最近の数年は2回繰り返しました。
- FLASHCARD DELUXEアプリを使って単語帳を作り、理解できなかった単語を復習しました。
- ハローの直前対策として、他の科目のトレンドを確認しました。
- ハローの直前メールを読み、過去の問題を分析しました。
- 英検準1級の過去問も活用しました。
<受験の感想>
- 前日、どういうわけか良く眠れず、首を寝違えた状態で試験を受けました。
- 試験会場は日大法学部で、昨年のスペイン語の試験とは建物が異なり、最初はびっくりしましたが、会場のスタッフに場所を確認し、無事に到着しました。
- コンディションが良くなかったため、試験エリアで空いている場所でストレッチなどを行い、緊張しすぎないように気をつけました。
- 最後の数日間、応援メッセージを胸に、試験中は最後の一分一秒まで信じて頑張りました。
- 試験は難しいと感じましたが、冷静になり、後半から問題を解くことに集中しました。難しい問題もありましたが、他の受験者も同じように苦しんでいるはずだと思い、特に解けそうな問題に力を注ぎました。
(下記を利用しました)
<第1次筆記試験問題>
<無料動画学習コーナー>
<無料音声学習コーナー>
「日本的事象英文説明300選」(本+CD)
- 過去問題のアーカイブを利用しました。特に、英語以外の外国語の過去問が多くて助かりました。
- 直前対策では、受験科目が外国語だけでしたが、その年の出題傾向に影響を受けるため、全体的な傾向を把握することが非常に役立ち、安心して受験できました。
- メルマガも活用しました。特に試験前の数日の心構えに役立ち、浮き足立っていた気持ちを抑え、これまでの努力を最大限に発揮しようと思えました。"人事を尽くして天命を待つ"や"最後の一分一秒まで諦めない"といった言葉が心に響きました。
【3】第2次試験対策
●試験官の特徴
①日本人試験官の特徴:
50代あたりと思われるロングヘアーの物腰柔らかなベテラン風の女性。通訳問題をかなりゆっくり読んでくれる。
②外国人試験官の特徴:
30から40代の白人男性。質疑応答で日本に深く興味を持っている様子が伺えた。どこの英語かは判別できませんでした。
●試験官からの注意事項など
メモは持ち帰らないように。
●プレゼンのテーマ
①小倉百人一首
②国立西洋美術館
③箸←これを選択しました!
●私の<プレゼン>
箸です。二本の木でできていて、日本のデリケートな盛り付けを食べるのに適しています。日本の料理は2013年にユネスコの無形文化財にも登録されており、盛り付けも美しいです。箸はお土産にもよく、デパートや浅草の仲見世のようなお土産屋さんでも買えます。ぜひ滞在中に、箸で料理を味わってみてください。
●上記の英語試訳(植山)
Chopsticks are made of two pieces of wood and are suited for eating Japan's delicately arranged dishes. Japanese cuisine was registered as an Intangible Cultural Heritage by UNESCO in 2013, and the presentation of the food is also beautiful. Chopsticks are a popular souvenir and can be purchased at department stores or souvenir shops like Nakamise in Asakusa. Be sure to try tasting dishes with chopsticks during your stay.
●プレゼンの後の試験官との質疑応答
(試験官)箸は何でできている?
(私)竹や木、最近はプラスチックやスチールもあります。洗うのが簡単だからです。
(試験官)いろんな種類があるのか?
(私)とてもいい質問ですね。個人の使う短いものや、料理で使う長いものもあります。
(試験官)日本の家庭では箸だけで食べるのか?
(私)箸はもちろん使いますし、カレーやスープを食べるときはスプーンやフォークといったカトラリーも使います。
●外国語訳の日本文
武道は剣道、空手、柔道などの運動全般を言います。
日本人の精神性やスピリチュアルな側面もあり、外国人観光客の注目を浴びています。武道は地域振興のためのぶどうツーリズムも注目されています。
●上記の英語試訳(植山)
Budo refers to the general category of martial arts, including Kendo, Karate, and Judo. It encompasses aspects of Japanese spirituality and the spiritual side, attracting attention from foreign tourists. Budo is also gaining attention for "budo tourism" as a means of regional promotion.
Budo refers to the general category of martial arts, including Kendo, Karate, and Judo. It encompasses aspects of Japanese spirituality and the spiritual side, attracting attention from foreign tourists. Budo is also gaining attention for "budo tourism" as a means of regional promotion.
●<条件>
京都から東京に帰って3日ある。
●<シチュエーション>
30代夫婦。
●試験官との質疑応答
(試験官)武道をやってみたいんだが。一般的ではなくレアなものを体験してみたい。
(私)わかりました。運動でなにか出来ないことはありますか?
(試験官)特にありません。
(私)では、剣道の体験や忍術体験などはいかがでしょうか?(※ 失敗:一つに絞ればよかったです。後の説明が大変になりました。)
(試験官)両方について教えてもらえますか?
(私)剣道は竹刀と防具を使います。忍術は忍者の動きや手裏剣のような武器を使います。
(試験官)人を傷つけたくないんだけど。
(私)外国人向けの体験では基本的な動作を学ぶだけなので、ご安心ください。
(試験官)日本では何人くらい武道をしているの?
(私)正確な数はわかりませんが、例えば私が学生だったとき、中学男子は柔道が授業で必須でした。わたしは合気道をしていました。そこから考えると、かなりの数だと思います。
(試験官)柔道と合気道はどう違うの?
(私)柔道はタイミングが大切で、相手のバランスをとるもので、合気道は自衛のために相手の力を利用するところが違います。
(試験官)(ふむ…という顔)わかりました。ありがとう。
(私)ありがとうございました。
●ご自分の勉強法
日常的には、「日本的事象英文説明300選」の聞き流し、ハローYouTube講義で基礎知識を固めました。
<模擬面接特訓>を受講させていただき、自分のプレゼンテーションの構成を見直しました。
4~5回ほどオンライン英会話セッションを受けて外国人からの質問になれるよう練習したり、先輩通訳案内士との勉強会で面接の練習を数回させていただきました。
また、時間があるときに外務省のJapan Video TopicsをYouTubeで視聴し、日本に関する知識を広げました。
2時面接の前は緊張が高まるので、ハロー注意報は試験会場近くのカフェのについてから数分だけ取って見よう、自分のコンディションを見ながら決めようと決めていました。見た後20分ほどで関連用語を調べました。
<模擬面接特訓>や通訳案内士の有志の勉強会などで面接の練習を重ねましたが、面接では一番深掘りされたように思い、答えるのが大変でした・・・
(下記を利用しました)
「日本的事象英文説明300選」<鉄板厳選128題>
「日本的事象英文説明300選」の音声ファイル
英語第2次口述試験対策<特訓セミナー>【動画】【音声ファイル】
2023 年度第2次口述試験<出題予想問題><決定版><厳選125題>
<合格体験記>のまとめ(2018年度~2022年度)
<2次レポート>のまとめ(2018年度~2022年度)
ガイドマニュアルのまとめ(富士・箱根ツアー、日光、鎌倉・横浜ツアー)
2023年度<模擬面接特訓>受講の感想のまとめ
2022年度第2次口述試験の概要
第2次口述試験問題(その3)(2021年度~2022年度)
<外国語訳問題>の後の<質問の類型>
<外国語訳問題>の出題分析
<模擬面接特訓>とは
【4】メルマガ、動画、教材、セミナーなどで役に立ったこと
最後まで応援をありがとうございました。
今年特に驚いたのは、第2次口述試験<ハロー注意報>に「武道」が出ていたので、柔道や空手は直前にも準備ができたので助かりました。
2次試験の直前は緊張が高まるので、試験会場近くのカフェで20分ほどゆっくりしていたのですが、その時、<ハロー注意報>の「武道」を見て、関連用語を調べることができました。
それでも2次試験では言えない表現もあり苦しみましたが、なんとか合格を勝ち取ることができました。
<ハロー注意報>を出してくださった植山先生、そして<2次受験速報>を送ってくださった午前の受験者の皆様、ありがとうございました。
【5】ご意見、ご感想、ご希望
2022年はスペイン語で大変お世話になりました。
(昨年の合格体験記)
「完全合格」を実現でき、とても嬉しいです。また、ほっとしています。
今年も、応援をありがとうございました。自分なりに、人事は尽くしましたが、自分の環境が変わり、昨年ほどの熱量は出せなかったので不安がありました。そんな中で、サクラサクの吉報が入ったので本当に嬉しく思います。
【6】今後の抱負
通訳案内士の最もメインどころである英語の資格は手に入りましたが、知識は使わねば消えていきますので、日本についての知識や英語のブラッシュアップを重ねていきたいです。
通訳案内士の世界には二冠、三冠、五冠といった強者の先輩方がたくさんいらっしゃるので、それに続けられるよう鍛錬を続けていこうと思います。
【7】我、かく戦えり!
(1) 2022年の完全合格体験https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/38691485f665037bc53ca0c41394fe11
(2)私の<1次合格体験記>
(3)私の<2次レポート>
【8】<模擬面接特訓>(2023年 11月 3 日) 受講の感想
この度は、<模擬面接特訓>において、貴重なご指導を賜りまして、心より感謝申し上げます。<模擬面接特訓>を通じて、大変有意義な時間を過ごすことができました。いただいた紙の資料については試験会場に持ち込めますので、内容を追加していき、当日にも見直そうと思います。
以下、御礼の言葉と共に、大事だと感じたことを振り返りたいと思います。
(1)肝になる基本情報をまず言う:
「このテーマの一丁目一番地は何ですか?」
先生からのアドバイスを受け、基本情報を冒頭に述べることの重要性を理解しました。
(2)2分を時計を見ながら練習する:
模擬面接時に時計を意識的に見ることを実践しました。腕時計を見ながら話すのは難しいのですが、携帯のタイマーを見ながら練習してみます。
(3)外国人旅行者への訳:
「花見」の「花」を「さくら」だと思うのは日本の文化的知識があるからです。flower viewing でなく Cherry blossom viewing と訳すのが適切と伺いました。
特に異なる文化背景を持つ聞き手に対して、説明が必要な箇所がないかを確認することが、効果的なコミュニケーションを築くための大切なステップであることを学びました。
(4)語彙:
hot spring resort 温泉保養地、political power 政権、cruising on a sight-seeing boat、 long established stores 老舗、Empress皇 后などの単語は、知っているようで出てきませんでした。
日本語から英語への適切な翻訳において、特定の難しい単語やフレーズに対処する方法を学びました。このスキルは、円滑なコミュニケーションを可能にしました。
また、deer, paper, heritage, heritage sites...単複同形、物質名詞、抽象名詞について再確認しました。
また、<模擬面接特訓>の感想や撮影については、事前の内容確認もあり、撮影中は随時グッドサインなどの反応をいただくことによって、安心して話すことができました。これにより、自信を持って<模擬面接特訓>に臨むことができました。
今後の28日間、学んだことを活かし、模擬面接の成果を最大限に発揮できるよう練習を続けます。
他の方のビデオも拝見し、同じく努力されている皆様がいると思い、私も切磋琢磨したいと思います。
人事を尽くして天命を待ちます。
あらためまして、ありがとうございました。
以上