(第2次口述試験会場)
2017年度第2次試験<受験レポート>(108)【11:00~12:00】(パクチー)
●試験会場:TKP品川カンファレンスセンター
●受験外国語:英語
●試験内容
【1】日本人試験官
女性。 60代。優しくて少し厳しい大学教授風。
【2】外国人試験官
女性。40代。英会話教師風。にこやかで優しい感じ。アメリカ英語で聞き取りやすい。
○最初から二人とも温かい雰囲気で感じが良かった。名前、出身地、生年月日を聞かれ、「私の誕生日は、この私の受験番号と同じ数字です」と、ちょっとひねった答え方をしたら試験官二人とも笑って、"What a coincidence!"と日本人試験官が言ってくれた。出身地を言うついでに「新幹線で来ました」と言うと外国人試験官が「今朝新幹線で来たの?大変だったわね」と反応してくれた。「でも東京をいろいろ見ることができて楽しいです!」と答えた。
○私は実力不足・練習不足と自覚していたので、せめて「にこやかで明るく大きな声で感じ良い」キャラ設定でいこうと努力した。
【3】通訳の問題文
パクチーは、独特な香りから好き嫌いが分かれます。近年の東南アジア料理の人気が高まるにつれ、専門レストランができたり、スーパーでも売られるようになりました。以前は中国語や英語で呼ばれていましたが、今ではタイ語でパクチーと呼ばれています。
○日本人試験官が早くもなく遅くもない速度で読みあげてくれたので、すべて書き取ることができた。書き取ったものを1行ずつ見てパッと思い浮かんだ英文を試験官の顔を見ながら話した。しかし極度の緊張のため口が回らず、何度か不自然な言い直しをした。「パクチー」という言葉は英語だと思っていたので「パクチー」と何度も言った。しかし試験後にパクチーは英語でfresh corianderだと知り、落ち込んだ。時間は制限時間内だったのか、途中で止められなかった。
【4】自分が選択したプレゼンのテーマ
(前方後円墳、夏祭り、テレビ離れ)の中から 「夏祭り」を選択。
【5】プレゼンの内容
「夏祭りについてお話しします。昨年、山・鉾・屋台行事が世界無形文化遺産に登録されました。その中でも有名な祭りの一つが祇園祭です。祇園祭は7月1ヶ月間行われます。そして17日と24日は飾り付けられた大きな屋台が道を通り、それをあなたは見ることができます。また、日本には有名な3つの夏祭りがあります。青森県のねぷた祭り、秋田県の竿灯祭り、そして宮城県の七夕祭りです。あなたが日本のお祭りを楽しんでくれることを願っています。」
○たぶん1分30秒にも満たなかったのではないかと思います。ゆっくり話し、最低限のことしか言っていません。ただ、"Intangible cultural heritage" と言ったとき、外国人試験官は"Oh!"と驚いてにこやかに反応してくれました。世界遺産については必死で暗記したので、「山・鉾・屋台」を例に挙げました。しかし細かい内容は覚えていなかったので詳細は言えず、あと「夏祭り」といえば東北三大祭りしか思い浮かばなかった。パニックと緊張で言いたいことが言えず、東北三大祭りは肝心の「東北」、祇園祭は「八阪神社の祭礼」を言い忘れた。
【6】質疑応答の内容
○質疑応答は全て外国人試験官。日本人試験官は厳しい顔でひたすら何かを書いており「減点されているんだろうなー」と思い、余計緊張した。
Q:東北三大祭りの中で一番おすすめはどの祭?
A:宮城県の七夕祭り。笹の葉にデコレーションをして通りに飾ります。とても綺麗です。
○他二つの祭りは細かい内容を知らなかった。七夕は300選にあったけど、なんとなくしか覚えていなかった。過去4年間に数回にわたり出題されたトピックはまた出題される可能性があると思い暗記に力を入れたが、一回のみ出されたトピックはもう出ないだろうと思い、七夕は暗記しなかった。"Star Festival"も言えず、終始"Tanabata Festival"と言った。七夕祭りの詳細ももちろん知らず、写真で見た七夕飾りの話しかできなかった。
Q:七夕祭りの起源は?
A:7月7日に二人の恋人が会うことができます。It's a mythology. 夜、Milky Wayを見ることができます。
Q:七夕祭りだけではなく、一般に七夕の日はみんな何かをするの?
A:笹の葉をデコレーションします。
○緊張で「笹の葉をデコレーション」しか言えず、「短冊に願いごとを書く」などと言えなかった。
Q:お祭りの場所で食べられるものはあるか?
A:たくさんの屋台があります。例えばたこ焼きはball shaped dumplingだし、お好み焼きはJapanese pizzaのようなものです。
○Japanese Pizzaと言ったとき、外国人試験官は"Oh"とにこやかに反応してくれたが、日本人試験官は突然顔を上げて「は?何それ?」みたいな顔をされたので怖くなった。
Q:お祭りは子どもも大人も楽しめるか?
A:両方楽しめます。家族なら花火を見て楽しめるし、恋人同士なら浴衣を着て一緒に道を歩くことができます。
○家族だって浴衣着るだろうし、恋人同士だって花火見るだろうし、全くおかしな回答なのに外国人試験官は「だからどちらも楽しめるのね!」と言いニコニコしていた。
Q:夏祭りの起源は?
A:お祭りは神社で行われます。なぜならお祭りはdedicated to God だったからです。
○「お盆」につなげて死者にdedicateするとも言えば話が広がっただろうができなかった。
○最後は外国人試験官に「新幹線に乗ってこれから帰るの?」と聞かれ、「その前に明治神宮へ寄ってみたいと思います。」と答えた。外国人試験官が「それは通訳案内で行きそうな所ね!」と言ったので「はい!なぜ行くかというと私は通訳案内士になりたいからです!Have a nice day!」と答え部屋を出た。最後のセリフは(どうしても通訳案内士になりたいからどうか拙い回答ばかりでしたがお慈悲をください!)という念を込めて言った。
○プレゼンも質疑応答も最低限のことしか言わず、模範解答の十分の一も話していない。完全に落ちたと思ったが、なぜか結果は合格。
○緊張で、通訳もプレゼンも文法がめちゃくちゃになった。でも試験官の先生方は優しい雰囲気で誘導尋問のような答えやすい質問をしてくれたり、私の説明の補足までしてくれたので、質疑応答で沈黙することはなかった。
○緊張の中でも頑張って覚えたことは口から自然に出てくるので、なるべく多くの情報を暗記しておくべきだと思った。
【7】ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと。
毎日のメルマガとセミナーの動画を見ることで、自分一人で勉強しているのではなく、ハローさんの学校に所属している生徒のような気分になり、モチベーションが持続しました。ありがとうございました。
以上