ぐうな日々

みたり おもったり わらったり

夢の裂け目

2018年06月10日 | 芝居
新国立劇場で上演中のお芝居 「夢の裂け目」を 観に行った
井上ひさしさんの作品は いつも観る度に考えさせられる 考えるべき作品だ
今回は 戦後の東京裁判がテーマ
難しい事は分からないけど・・・なんて言ったら 井上ひさしさんに 大人なのに何だと 怒られるかな
日々の生活の中で ふと考える機会
ちゃんと自分が生きる国の事は 分かって考えなくてはいけない
反戦という気持ちは 変わらない
過去に犯した過ちは 先人から学ばなければいけない
昔 戦争映画を観た時 死にゆく主人公が叫んだ台詞
「誰が始めたんだ こんな戦争」 本当にそう思った
まさしくこのお芝居は それを問う東京裁判に関わった 紙芝居屋さんの話

お目当ての保坂知寿さんは 堅物の役だったけど 美しい歌声と時折見せるお茶目な姿が
今までにない役で楽しかった 
最後に 劇場は夢を見るところ
でも その夢の裂け目も 見なければとの言葉
夢と現実 その通りだな