マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

ゆっくり話を

2013年10月10日 | 診療
先日の会議でも
アトピーとか食物アレルギーとかの外来枠をもうけるとか、
アレルギー教室みたいなちょっとした時間をつくるとか、
そんな話もありました。

でもまあ個人的には、
外来がさほど忙しくない(というか正直ヒマな時も多い)ので、
個別にまあまあ時間とって話はするようにしてるつもりです。
わざわざ枠を作るのはどうなのかな?とちと悩み中。
アレルギー教室とかあるなら行ってみたい!な声がございましたら、
ぜひぜひお知らせください。

4か月健診で湿疹のひどい子とか、まあまあ見かけるのですが、
正直なところ、外来でゆっくり話をしたあとなら、3日もあれば、
かなりキレイにしてあげられると思ってます。
なんせ乳児は若いから!(。-∀-)化♪

まあ本当の重症例を診る機会があまりないといえばそれだけですけど。。。

少し年齢が上がると、環境要因も大きくなってくるので、
乳児並みの劇的な改善を見込むのはちと厳しくなってきますが、
年長児のアトピー性皮膚炎も頑張れば頑張っただけの反応はあると思ってます。

今日も、先日にいくつかの病院を経てうちに来られてた保育園児が再診。
初診時に日々思っていることをゆっくり伝えて、
その通りに頑張ってもらっただけとはいえ、
1週間ちょっとで「びっくりするくらい」マシになりましたとのこと。
うまくいかなかったらどうしようといつもびびってるので、
やはり喜んでもらえる結果になるとこちらもうれしい。
まあ、一旦はよくなるとはいえ、
本当はこれからぼちぼち頑張り続けるのが大変なんですけどね。

ずいぶん前にステロイドステロイド軟膏でも話してましたね。

薬を上手に使えるようになればいいよね~ですね。

結局、それは熱とか嘔吐の対応とかも同じことで、
いつもの話に落ち着いてしまうわけです^^;



一般小児科外来の悩ましいところ。

時間があればもっと説明できて、納得できそうなことでも
忙しい外来だと、その時間がとれないことがしばしば。

ひとりひとりに丁寧に時間をとっていると、
ただでさえ「もうからない」とされる小児科は、
経営側から見られると「つらい」ものがある。

そんな中、
マキノ病院は、民間病院であるものの、
小児科単独としても、採算が取れるにこしたことはないが、
小児科勤務医がいることで、地域に貢献できるのであれば、
当面はそのことについては「目をつぶる」とまで言ってもらえている病院です。
(病院全体が傾けばもうどうしようもないですが)

時間を取りやすいメリットは大事にしたいですね。

そういうわけで、
これからも、ヒマすぎず、忙しすぎない贅沢な環境を願う今日この頃でした。








ステロイドはいい薬ですよ~!!!

熱で頭はやられませんよ~!!!!

吐いたらすぐ飲んだらあきませんよ~!!!!!(しつこい?)
コメント (1)
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