マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

嘔吐

2012年04月14日 | 診療
ロタとおぼしき嘔吐・下痢の子がわかりやすく増えてきました。
早速入院も立て続いています。

嘔吐に関してはこれまでも散々触れてきましたが、

感冒性胃腸炎(目次)
嘔吐・下痢

改めてもう一度。


吐いた。

吐いたら飲むな!!しばらく「絶飲食」で経過観察。→吐かない場合は①へ。

何も口にしてないくても2、3回吐く。

吐き止め(漢方:五苓散)をOS-1で溶いて上澄みをスプーンで一口ずつ慎重に。

まだ吐くなら病院へ。吐かなくなったら①へ。


①は。。。
OS-1をちびちびあげつづけます。
それでも吐かなければゴクゴク飲むのも可。
他の飲み物も色々試しましょう。
アメとかハチミツとか甘いものもこまめにあげましょう。→吐かないままなら②へ。

吐いてしまったら振り出しに戻ります。

②は。。。
水分をこまめに取り続けるのに加えて、固形物も徐々に摂っていきます。
別にお粥である必要はないですが、昆布だし梅干し入りお粥は個人的にお勧め♪
面倒でもちょこちょこあげ続けます。
それでも吐かなければ、何でもいいのでどんどん食べさせましょう。
一度に食べさせるとおなかが痛くなったり、また吐いたりなんてありえますので慎重に。

嘔吐しなくなっても食欲がなかなか戻らなくて、
結局カロリー不足で、しばらくしてからまた嘔吐が再開ってパターンも結構あります。
いかにして食べさせるかもこれまた難しい問題ですね。

ロタを筆頭に、いくら食べても下痢がものすごくて、結局次第にやつれていくパターンなど、
いろんなケースが考えられますが、
基本的に、吐くか吐かないか、食べるか食べないか、下痢の程度がいかほどかが別れ道ですね。

OS-1もないし、吐き止めも持ってなければ、結局早めに受診しないとダメですかね。
夜間休日の嘔吐に備えて、吐き止めとOS-1は常備しておいて損はないですね。



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