マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

予防接種あれこれ

2010年04月16日 | ワクチン その他
まずは同時接種。
特に乳児期早期には接種すべきワクチンが目白押しです。
いちいち個別に接種していると大混乱です。
だからというわけではないですが、2種類や3種類を同じ日にすることは可能です。
希望があればヒブと肺炎球菌と三種混合とBCGだってやってしまえます。
鬼呼ばわりされますけど(T-T)

同時接種したからといって副反応のリスクがより大きくなることはないそうです。
国は同時接種を積極的にしろという立場ではないので、地域によっては
いまだに同時接種なんてっ!!とされるところもあるみたいですね。

続いて、熱あるいは風邪気味について。
37.5度以上で書類上、予防接種ができなくなります(接種不適当とされる)。
本当はできないわけではないですが、万一。。。の場合に
(医療機関が)思いっきり非難されることになります。
まあ基本的に健康なときにすべきなのは事実ですからね。
でも、熱がないけど、咳や鼻がでるなんてしょっちゅうです。
この場合はひどくなる気配がなければ躊躇なく接種します。

風邪が治ってからどれくらいで接種可能か?
基本的に1~2週とされていますので、たいてい1週間くらいあけたらOKとしています。
麻疹は4週あけるほうがいいみたいです。
水痘・おたふくは4週あけてましたが、2~4週程度で可能とのことで、
最近では2週間以上あけてからにしましょうと言っています。

接種後の入浴は問題なし。
接種当日はあまり激しい運動はおすすめできませんね。

熱性けいれんのあとの予防接種は一応2~3ヶ月あけてからとされていますが、
主治医と相談の上で、それ以前に接種することは可能とされています。

卵アレルギーが少し問題になるのは麻疹とインフルエンザですが、
卵でアナフィラキシーを起こしたことのある場合はさすがに中止かあるいは慎重投与だと思います。
それ以外は実際は接種してみないとわからないのも事実ではありますが、
実際は卵の成分は限りなく少ないようですので、特に問題となることは起こりにくいでしょう。
でも一応は相談の上で。
コメント (1)
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