さだ・とし信州温泉紀行

続編;茨城パートⅡ

ドブロブニク

2008-03-24 17:11:29 | 海外旅行
ドブロブニク
「アドリア海の真珠」と讃えられるドブロブニクは、アドリア海南部に位置する美しい町である。「ドブロブニク共和国」は15~16世紀に最盛期を迎え、西岸のヴェネツィアと並ぶ貿易都市として栄えた。
1979年に世界遺産に登録されたドブロブニクの旧市街は、堅牢な城壁に囲まれている。1991年からのクロアチア独立戦争の際には、旧ユーゴスラヴィア連合軍とセルビア政府軍の攻撃により、旧市街もかなりの被害を受けた。そのため、一時は「危機にさらされている世界遺産リスト」に挙げられていたが、終戦後、修復が進み、1994年に改めて世界遺産に登録された。

城壁の長さは1925m。幅は約3~6m、高さは最も高いところで25mにもなる。城壁の上は遊歩道になっており、約1時間で一周することができる。城壁に沿って、旧市街の入口となる4つの門がある。城壁の建設は8世紀から始められた。オスマントルコが勢力を拡大した15世紀には、改修工事が何度も行われ、城壁と要塞の強化を図った。また16世紀にはヴェネチア海軍の襲来に備えて、港に面した要塞を新設した。

ピレ門をくぐると、目抜き通りのプラッツァ通りである。13世紀末に水路を埋めて造られたもので、 ピレ門からスポンザ宮殿のあるルジャ広場まで、東西におよそ200mのびている。

総領は50歳以上の貴族が、1ヶ月交代制で任じられた。これは、共和国を保つための制度である。在位中は、館から一歩も出ることができなかったとか。

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