さだ・とし信州温泉紀行

続編;茨城パートⅡ

「土浦用水」を巡るハイキング

2020-08-11 17:54:25 | 閑話休題

2020.7.19(日)&、8.9(日)つくば市並木公園を出発、土浦用水を巡るハイキング
◇土浦用水
 昭和28年に田畑の灌漑用水を「桜川」から引き上げる用水事業が始まる。昭和43年には、広範囲にわたる田畑の利水に成功した。この用水への通水は期間限定(8月20日頃まで)とのこと。


分水口
霞ヶ浦水系の桜川から「揚水機」でくみ上げられた水は、用水幹線でここまできて、「北方面(一の矢幹線)、西方面(谷田部幹線)」に分けられる。


暗渠へ流れ込むところ。一日2回、亀とか魚、ごみ等をとっているとのこと。
◇明渠、暗渠
 明渠は地上に出ている水路、暗渠は地下の水路


「土浦用水の取水口」桜川右岸の堤防上から真下に見下ろす


左:ヒューム管 右:ボックスカルバート
◇ボックスカルバートとは、主に地中に埋設され、水路や通信線などの収容に使われる箱型のコンクリート構造物のこと。 その用途は多岐に渡り、地下道・貯留槽など様々なインフラ事業で活用されている。 ボックスカルバートは、プレキャスト化することで、品質が安定し、工期の短縮につながる。

この揚水機場のポンプの性能は、最大31mの高さまで揚水する能力をもっている。


藤澤勘兵衛の胸像
S43年から20年間に亘り第三代理事長を務めた。現在の理事長は、勘兵衛の子である藤澤順一氏(元つくば市長、自宅ばら園を解放している)

◇土浦市外十五ケ町村土地改良区(土浦用水)
 この土地改良区は昭和28年に1市1町14ヶ村(土浦市の一部・九重村・栄村・栗原村・大穂村・旭村・谷田部町・小野川村・葛城村・真瀬村・板橋村・久賀村・牛久村・朝日村・茎崎村・谷和原村)に渡り、田2,719ha、畑1,590haを受益地として設立された。
「土浦市外十五ヶ町村」の由来はこの旧市町村名が基になっており、現在では町村合併を重ねた結果、土浦市・つくば市・牛久市・つくばみらい市・阿見町の4市1町。

 この地域は従来確たる水源を持たず、昭和20年代の用水はほとんど天水頼みで、農業用水の確保に苦労していた。そこで水源を水量豊富な霞ヶ浦に求めるため、桜川河口に取水点を設け、揚水ポンプで汲み上げた水を三面水路等により送水する計画で昭和27年に着工された。

 
 
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