2020.6.20(土)-21(日)、茨城県の山間部、 豊富な緑と水に囲まれた環境に佇む、緑深い山里の温泉宿、平屋造りの古き日本家屋を意識した宿。
※里山ならではの夏の楽しみ。.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚3分ほど歩いたところにホタルが観れるスポットがあり、ホタル鑑賞。
住所:茨城県常陸大宮市山方町諸沢5060-1 Tel0295-57-4480(三太の湯の向かい)
泉質:ph9.7アルカリ源泉、美人湯。
適応症:筋肉痛、関節炎、うちみ等
※ 民話「三太と沢又の開墾」
むかしむかし、諸沢村の沢又に、三太という大男が、どこからともなくやって来て住みつきました。山のような大男の出現に、村は大騒ぎになりました。
しかし、三太は心優しい巨人でした。村人が荒地の開墾に大変な苦労をしているのを見て、「三日の猶予をくれれば、私が一人で開墾してあげよう」と言うのです。「ただし、30人分のご飯と、一斗の味噌汁と漬物、それに三斗樽のお酒を毎日、高膳に添えて届けてくれればの話だが・・・」
村人たちは迷いましたが、結局、みんなで持ち寄ったり隣村から借りたりして、何とか食事を用意して、三太に頼むことにしました。
三太は村人が用意した食事をペロリと平らげると、お酒を飲んでぐうぐう寝てしまいました。次の日も、約束の三日目も同様です。村人たちは、食い逃げされるのではないか、と心配になってきました。
ところが、約束の三日目が終わった次の日の朝、村人たちが不安な面持ちで荒地に行ってみると、そこはきれいに開墾されて、黒々とした土が朝日に輝いていたのです。
喜んだ村人たちは、お礼を言おうと三太が寝ていた所に行ってみましたが、既に三太の姿はなく、高膳の上に一枚の紙が置いてあって、「皆さん、他人の力に頼ってばかりいてはいけません。みんなで力を合わせることが大切です。約束は果たしました。大きな水溜めも二つ造っておきました。私は、これから南のふるさとへ帰ります。ごきげんよう。」と書いてあったということです。