照る日曇る日、また降る日

一生懸命、しかし平々凡々に生きて今や70の齢を超えた。今後も、しっかり世の中を見つめ、楽しく粘り強く生き抜こうと思う。

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東海学園祭

2010年09月28日 | あれやこれや思う

 東海学園祭・生物部展示  ウーパールーパー チョウとガの違い掲示

9月24、25の両日、近くの東海学園で、恒例の学園祭があった。
毎年、大勢の人が訪れ、楽しむ名物行事である。
今年は、東海高校122nd 記念祭&東海中学校9月祭だそうである。
各クラスのルームでのいろいろなイベント、各文化クラブの活動状況を展示するルーム、さらに野外のパホーマンス会場など多彩である。
軽食や販売の屋台もあるし、チャリティバザーもある。
すべて生徒たちが考え、工夫して運営しているのだそうだ。

孫が中学で生物部に所属し、毎日、準備や飾り付けを楽しんでいたので、当日は早速観に出かけた。
近くなので、自転車で15分くらい、訳はない。
生物部は中高合同での展示で「山から海へ、自然と触れ合おう」がテーマ。
そして、今年の特別テーマは「意外な一面」。
生きて動いている蛇や魚や昆虫。
蝶や甲虫などの標本。
そしていろいろな生き物の「意外な一面」の解説掲示。「ヘビにもシッポはあるか」「ウナギの子供は薄っぺら」「チョウとガのちがい」などなど。
なかなか充実している。
観客もずっと満員状態だった。

2年ほど前、養老孟司・池田清彦・奥本大三郎鼎談の「虫捕る子だけが生き残る」(副題-「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか)という新書版の本が出された。
虫には、捕る、集める、調べるという3つの楽しみがあり、虫捕りは、創造性、忍耐力、反骨精神などを養う要素が大きい。
生きた自然に触れ、その大切さや豊かさを身体で感ずることができる。などと書かれており、面白く読んだ記憶がある。
孫たち生物部の面々もそのように成長して欲しいものだ。

 ガラ紡機の復元

その隣の部屋が東海高校・社会研究部の展示ルームであった。
硬派の部である。
今年の特別テーマは「異端・マイノリティと社会」。

この中で、私にとっては大変興味深いものを見付けた。
何と「ガラ紡」の復元紡機である。
私の現役時代の仕事は「繊維」、それも「紡績」であった。
「紡績」とは、綿や羊毛など短い繊維を束ね、引き延ばしながら撚りをかけ、糸にする仕事。
「ガラ紡」は、別名「和紡績機」、わが国の三河地方で生み出され、極く短い繊維でも糸にできる特殊な紡績方法であり、機械である。

私も、研究とまでは行かないが、三河地方に残っている古い機械や製品、文献などを、博物館などで辿って見たいと思いながら、まだ果たせずにいるテーマである。
愛知県は昔から「ものづくり」の盛んな県、そしてその出発点は木綿工業、あのトヨタも出発は紡績機械のメーカーだった、というような認識が、「ガラ紡」の機械の復元へと進んだようだ。
しばらく担当の生徒と楽しい話をし、資料の載った部誌を分けて貰って部屋を出た。

と、野外ステージで、ジャズやフォークの演奏、奇術などをやっている。
皆、上手いし、楽しんでやっている。

こんな様子に微笑みながら、ふと、私の中学・高校時代のことが思い出された。
こんなに楽しそうに、そして勉強だけでなく、広く深くいろいろなことに挑戦するゆとりをもっていただろうか?
私自身は、大学受験の勉強にだけ汲々していたように思うし、こんなゆとりは持てなかったように思う。

まだ高校へも大学へも行く人が多くなかった時代と多くの人が大学へ当然なことのように行く時代の違いなのであろうか?
田舎の学校と都会の学校の違いなのであろうか?
あるいは、厳しい選考試験を突破して入って来た秀才揃いの生徒だけに、ゆとりのある学校生活が自然に送れるのであろうか?
6年間通しで学べる中高一貫の良さなのであろうか?

羨ましい学校生活だなと思い、悪くないなと思った。
これからの社会、巾の広さとゆとりをもつことが非常に大切であろう。

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