当初、東京電力は、トリチウム以外の放射能は除去済みと説明。
ところが、タンクに貯蔵の処理水の8割は、ストロンチウムやヨウ素等。
そんな危ない物が、環境に放出可能な濃度以上に含まれていた。
トリチウムを含む処理水は、2割しかないそうな。
これには、こんな理由があると言う。
2013年、ほとんどの放射性物質を除去できるといわれる・・・。
アルプス(ALPS /多核種除去設備)が導入された。
しかし、それ以前はセシウム除去装置で・・・。
セシウムだけを取り除いた高濃度の汚染水。
それがあちこちに溜まり、廃炉作業を阻んでいた。
そこで東京電力は、こんな技法を取り入れた。
放射能の濃度を基準値以下に下げることよりも・・・。
作業現場から高濃度の汚染水を、早く減らすことを優先した。
つまり、処理の質より量を取ったんだって!
その結果、高濃度・汚染水が、全体の8割にも上ることになった。
元京都大学原子炉実験所の助教である小出裕章博士は、こう語る。
汚染と呼んでいるものは、もともと東京電力福島第一発電所の原子炉。
その中にあった放射性物質であり、もちろん東京電力の所有物。
東京電力が、その所有物で人々の食べ物を汚染している。
本来、自分の所有物(放射性物質)が、どこにどれだけ拡げているか。
東京電力こそが、それを人々に知らせる責任がある・・・。
それを政治屋たちとつるんで海洋を企むとは、酷いねぇ。
やれやれ、海洋放出すら簡単ではないと言うことだ・・・。