年が明けたと思ったら、
5日に始まって、もう四日も稽古をしました。
このようにして、今年もあっという間に過ぎていくのでしょうね。
出来ればコロナと道連れではなくなることを祈っていますが。
干支にちなんで、「竹に虎」茶碗です。
向こう正面にしっぽがあるところが、作者の遊び心でしょう。
思わず微笑んでしまいます。
「12年ぶりに会いました。なつかしいです。」
という方もいらっしゃれば、
「私は初めてです。立派なとらですね。」
という方。
「私は、12年以上お稽古しているのに記憶にないです・・」
という方も。
12年に一度しか使わないお道具なんてもったいない、
と思う方もいらっしゃいますが、
いやいやあっという間に過ぎてまた使えるのですよ。
干支の道具に再会すると、月日の経つのがいかに速いか、
皆さんそう感じるようです。
リビングには虎の色紙を。
「千里行く」と書いてあります。
虎は一日に千里行って千里帰るそう。
勢い盛んなことのたとえですが、
最近体力気力に自信がなくなり、
何事にも心配が先に立つ意気地のない私は、
大いにあやかりたいでところです。
茶室の床は、「寿」を掛けました。
主菓子は「花びら餅」
皆さん年に一度のお正月のお菓子に、満足そうでした。
そんな様子に私も嬉しくなりますよ。