「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

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本阿弥光悦の世界を楽しむ

2024年01月18日 | 日記



 

国立博物館の水が凍っているような寒い日でしたが、
本阿弥光悦の宇宙に浸ってきました。
おとずれたのは展示の初日です。






入ってまず目に飛び込んできたのが、
国宝の「船橋蒔絵硯箱」
何度も見ていますが、存在感に圧倒されます。
そして刀に始まり、書、蒔絵、茶碗と、
光悦の魅力を余すところなく堪能できました。
何事も次の機会は無いかもと思い始めたので、
何時になく真剣に見て回りましたので、その量にかなり疲れました。
国宝の刀も何点か見られました。
刀はあまりわかりませんが、折紙と呼ばれ刀剣の鑑定書が飾られており、
よく言う「折り紙付き」という言葉が、ここから出たということを知りました。

最後の第四章は茶碗。
こちらもおなじみの作品に会えました。
光悦の茶碗の展示だけと思いましたが、
幸運にも長次郎と道入(ノンコウ)の茶碗も見ることができました。
大好きなお茶碗の「無一物」との逢瀬も楽しみました。


博物館で、二時間近く時を過ごして、
館内の食事処で昼食をとり、
最後に、上野東照宮に初詣をして帰ってきました。

風の強い寒い一日でしたが、一つ目的を果たせたので満足しました。

つかの間の休みを挟んで、稽古と、初茶会の準備。
あっという間に当日がやって来ます。
予報では少し雨に降られそうですが、
ある方が、数年前の大雪の日を経験したので、
「雨なんて大したことない」とおっしゃっていました。
あの時は風流を通り越して、あれよあれよという間に積もって、
帰りの道程が大変でした。
そうですね、雪さえ降らなければ良しとします。

 

 


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