「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

好きでなければ・・

2023年07月14日 | お茶三昧

暑い一日の午後の一服です。
ここのところ、稽古のない日や、稽古の合間に、
一点前して一服いただいています。
点前は時には真のお点前だったり、茶箱だったりと、色々ですが。
長いお点前に膝が耐えてくれて、最後に何とか立てたときは、
ここまで回復してくれた膝に感謝したり、拍手したりです。
お医者様には、正座は負担がかかるので、ほどほどにと言われているので、
調子に乗らないようにしていますが。

お稽古は、名水点や洗い茶巾、そして葉蓋と夏のお点前を挟みながら、
「心頭滅却すれば火もまた涼し」とばかり、
真台子を出して、さあ頑張りましようと難しいお点前に取り組んでいます。
エアコン効かしての茶室ですから、大丈夫ですけれどね。

お茶のお稽古をなさっている方はよく耳にする利休百首( l利休道歌とも)ですが、
「上手にはすきと器用と功積むと この三つそろふ人ぞ能くしる」
という一首があります。
上手(功者)になるためには、第一に好きであること、第二に器用であること、
第三に粘り強く続けることと、と教えているようです。
好きこそものの上手なれとはよく言いますね。
器用であることはもちろん大切な要素ですが、
最終的には、粘り強い人にはかなわないようにも思います。
私が続けてこられたのは、「好き」の一言につきますが。

この暑い中お稽古に通われる皆さんも、きっと「好き」だからでしょうね。