パリのオペラ座
土曜日のこと。
「今から出発します」と羽田空港から姪のLINE。
「今ハノイ」と節約のため直行便でないので経由地から。
「オペラ座です!」とパリから。
フランス語の勉強の一環で一か月のホームステイに出発した姪は、
無事に到着して、夢いっぱいの生活を始めているで様子です。
さて私はベランダで植木に水を遣りながら、
例年のように鉢の土がすぐ乾いて、毎日水を遣らなくては、
ということがないのに気が付きました。
この天候に、作物もそうですが、植木にも影響がが出そうです。
水を遣る道具のジョウロ。
この語源はポルトガル語のjorroから来ているそうです。
これに付けた宛字が「如露」「如雨露」です。
南蛮文化と一緒にやってきた道具のようです。
この宛字がなんとまあ素敵ですね。
あの「蓮口」( 蓮の実のようだからですね)から吹き出す水が、
「露の如し」であり、「露の如き雨」なのですね。
吹き出し口でもいいのに「蓮口」なんていうのもいいですね。
日本人の感性のすばらしさだなと思います。
我が家の「如露」には、蓮口が付いていません。
実は、ベランダで水を撒くと、手すりから飛び出て、
時には階下の方に迷惑をかけるということで、
水が広がらないようにして、
根本の土に静かにやるようにしているからです。
シャワーのように葉に水をかけてあげたい時は、
鉢を奥に移動しなくてはなりません。
マンションのベランダでの植物の世話も、
いろいろと大変なことがあるのですよ。
草むしりをしなくてよいなんて喜んでばかりいられません。
今年のように日照時間が少ないと
朝晩、忘れず水を遣らなくてはならないような、
じりじりと太陽の照り付ける夏が恋しくもありです。