昨日はお茶友が私の誕生会と称して集まりました。
私のところにだけ可愛いキャンドルが添えられました。
かつら剥きをした大根が、蝋燭を囲んでいます。
「何かイベントでございますか」と予約の時に訊かれたので、
「誕生会です」と告げたら、つけてくださいました。
お祝いされる本人の、自己申告をしながらの予約ですから、
サプライズにはなりませんね。
さて朝茶事が10日後に迫ってきました。
亭主や水屋のお手伝いの方たちが、一生懸命準備をしています。
献立も決まりあとは作るのみと、張り切っている人。
本職の料理人さんの指導を受けて、すっかり腕を上げられたようです。
半東ということで、茶事の流れを頭に叩き込んでいる人。
縁の下の力持ちで大変なお役ですね。
亭主は、点前の稽古はもちろん、
花や手作りのお菓子の準備に奔走しています。
私も当日の道具を決めてそろえてあげなくてはなりません。
「名水点て」をなさりたいというので、
釣瓶の水指の注連縄を新しくしなくてはと思っていたら、
ちょうどお稽古にいらした神主さんが、
「私がつくってきますよ」と言ってくださいました。
本物の神職さんの手作りの注連縄とは、
きっと霊験あらたかでしょうね。
水指に湛えられる名水も、さらにありがたく美味しく感じられることでしょう。
先日は「蛍篭」の炭斗で初炭手前の稽古もしました。
「火箸てつついて穴をあけないようにね。」というと、
「緊張します」と言いながらの稽古でした。
お茶事ででもないと出してこないので、
そんな道具が使えるのも、亭主を頑張った方の特権ですね。
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