「今日は、まだお抹茶を飲んだことがないという方に、初体験していただきます」
とおっしゃる方がいらしたので、
「お茶は大丈夫」
「はい、大丈夫です。ちゃんと漉してあります」
「お菓子は?」
「お干菓子か何かもっていこうとおもいます」
というので、ちょうどお稽古のお菓子が余分に用意してありましたので、
「これて、美味しく飲んでいただきなさい」と少しお分けしました。
あと道具は何を持っていけばいいかしらと、色々と確認していたら、
「けっこう持っていくものがありますね」と。
そうなのですよ。お茶の環境の全然ない場所でお薄を点てるには、
最低必要なものを持って行っても色々とあるものです。
ましてや、その方の仕事場に伺ってのお茶体験とか。
そこにある代用品ばかりではさびしいですね。
そこで、丁度茶箱をしていたので、
「茶箱を持っていけばいいじゃないの」ということになりました。
初めての体験ですから、お茶の味も味わっていただき、
お茶の楽しさも感じていただかないと、
せっかくの体験が、それっきりになってしまうかもしれません。
またふれてみたいなと思っていただける場にして、
初めてだからこそ、ちゃんとしたものをと思いますね。
そのあと、無事にお茶を差し上げたというメールが。
「抹茶がこんなに美味しいなんてと、とっても喜んでいただけました。」
初めていただいたその方には、
美味なるお茶にカルチャーショックだった様です。
十分に美味しいお茶を点てて差し上げたのですね。
茶箱にも興味を持った方もいらしたと。
大成功の報告に、良かったなあと思いました。
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