「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

茶人は長生き?

2013年06月20日 | お茶三昧

長緒茶入「大海」

「大海」は「タイカイ」と呼んだり「ダイカイ」と呼んだりします。
これにたいして、もう少し小ぶりで胴の平たい茶入れを「内海」といい、
「ナイカイ」と呼んだり「ダイカイ」と呼んだりします。
いろいろと調べた結果、字は違ってもどちらも「ダイカイ」と呼んでもいいということです。
「・・・・でもよい」といういい方はお茶ではよくありまして、
いつも迷ったり悩まされたりしますが、
最後は自分の気持ちに沿ったものを選ぶことになりますね。


平たい茶入れは長緒のついた仕覆に収めるのがふさわしいとされています。
その袋の紐の扱いに初めはちょっと苦労しますが。

そんな稽古を終えた後、一人の方が、
「お茶をやっているとぼけませんね」と。
どうやらお稽古で袋のひも結びに興味がわいたようで、
いろいろと調べてみたくなったそうです。
次々と勉強することがたくさん出てきてということなのでしょうか。

そうなのですよね。茶人はボケないとか長生きするとか言いますが、
それはそこから広がる様々なことに興味を広げて行くからなのでは。
好奇心とそれを追及する生活が、
いつも気持ちと頭を活性化させてくれるのではないでしょうか。
その結果長生きをするということのようです。

ですからこれはお茶をしている人がというわけではなく、
何事にも通じることなのですよね。
何かそんなものを一つでも持っていることが大切なのでしょうね。