「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

四滴茶入の蓋が取りにくい・・という話

2011年02月04日 | お茶三昧



今日は四滴茶入のうちの弦付の扱いをしました。
濃い茶を、棗を使って「大津袋」や「包みふくさ」で点てた時など、
薄茶は棗でなく、このような陶器の薄茶器を使って楽しんだりしますね。
四滴茶入は、油滴、水滴、手瓶、弦付の四つ組で、
これはその一つの弦付という形ですね。
あまり使うことは多くないのですが、
扱い方を覚えておくと、「見立て使い」の道具の扱いのヒントもなると言われますので、
やはりお稽古はちゃんとしておかなくてはと、出してきました。

年長組さん( アラカン以上の方々をこのようにお呼びしているのですが)
が集まった時です。
この弦付茶入、蓋を取るのが結構大変だしいうことで話が盛り上がりました。

弦は邪魔になるし、つるつる滑って取りにくいし、落としそうになるのです。
実際、昨日お稽古した男性は、指が入らなかったのか、て上手につかめず、
蓋が炉の中にコロリ・・あやうくこげるところでした。
そんな話をしたこともあり、皆さん慎重にあつかってはいましたが。

そのうちに、結論が出ました!!
「もう我々は指に湿り気がないので、滑ってしまうのよね」
「蓋を取る前にちょっと茶巾に触るのだめかしら」
「この年になると、潤いがなくなるのね」
と切ない言葉も出たりして・・。

「そういえば、銀行のタッチパネルがすぐ反応しないのよね。」
「娘がやると一度でできるのに、私は何度もタッチすることがあるのよ」
「そうなのよ、液晶パネルは、湿り気がないと、反応しにくいのよ。」
「そういえば駅の券売機も、一度じゃ駄目なことあるある」
「袋を開ける時みたいに指をなめたりして~」
「やだあ、タッチパネルきたない」
「じゃあ、券売機のそばにも、スーパーみたいに、ぬれタオル置いて欲しいわね。」

いろいろあって・・又結論として
「そうなのよ。だから我々はバックの中にウエットティシュよ」

なんだかんだ言いながらも、お稽古が進んで、
皆さん上手に扱えるようになりました。




よろしかったらぽちっとお願いします。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村