グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

岡田先生とシャボン玉

2016年12月22日 | 火山・ジオパーク
週末の噴火30周年シンポジウムの講師として来島された岡田弘先生(火山防災の最前線で活動)と、月曜日、火曜日の2日間、フィールドを歩きました。

日曜日は、岡田先生の愛弟子で、伊豆大島ジオパーク事務局のUさんと私の3人。

「30年前の噴火時からの植生の変化を見たい」という岡田先生の希望で、火口〜裏砂漠〜温泉ホテルのフルコースを歩くことにしました。

所々に置かれている避難壕については、大きな噴石だと天井部分を突き抜けてくる可能性があることを教えてもらいました(^_^;

上を平らにして、発泡スチロールや火山灰などクッションになるものを乗せると衝撃を吸収できる…とのことでした。(なるほど…)

30年前の噴火の後、大島に調査で滞在されていた岡田先生ですが「この位置から火口を見るのは初めて」なのだそう。


火山弾の『皺』もジックリ観察されていました(^▽^)


1年半前まで岡田先生と同じ職場で働いていた愛弟子のUさんが、遠くを指さしながら解説しています(^▽^)


『1滴の溶岩』で、美味しい『明日葉おにぎり』を食べ…


火山観測機器をチェック(^_^)


30年前の割れ目噴火で積もった、様々な形の溶岩の連なりを眺めて…


やって来ました裏砂漠!

ティータイムのお菓子は…

溶岩クッキー&本物(^_^)


モチロン一瞬にして『本物』を見抜いて、大地に戻されていました〜(^_^)


続いて最近恒例の、シャボン玉タイム!

岡田先生もUさんも…

メチャメチャ…


楽しそうでした!


(^▽^)


最後は、空を見あげて語り合いました。

なんとも贅沢で、素敵な空間でした(^_^)

溶岩の森を抜けて…

この日の三原山トレッキングは終了しました。

岡田先生からは「歩きやすいし景色は良いし、フットパスとして宣伝したら?」とアドバイスをいただきました(^_^)

夜は宮沢賢治作品と火山についての岡田先生の講演会。


20日(火)は船が出るまでの2時間弱の間に、海岸をまわりました。

溶岩流。


マグマのしぶきが降り積もってできた丘。


割れた溶岩が、海の波でゴロゴロ転がされてできた浜。

それぞれが違う表情を持つ海岸です。

穏やかな天気で、とても楽しい時間でした。
ジオパークを通してできた「つながり」に感謝(^_^)

…ところで、糸魚川で大きな火災が発生してしまいました。

JGN会長でもある糸魚川市長の米田氏は、3年前の土砂災害から1カ月後ぐらいに、伊豆大島に義援金を届けに来てくれた方です。
http://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/c91c50d0ab6dd4e89e6ff02395d90dbe

私自身が糸魚川に行ったときも、ガイドさん達にお世話になりました。
http://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/3de133c536422dcf41a922aaf0c671f7
みなさん、どうされているのでしょうか?

火災が少しでもはやくおさまることを、そしてこれ以上被害が広がらないことを祈っています。

(カナ)



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