グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

森と海

2010年12月26日 | 今日の大島
一昨日、嶋田、鴻池、私の3人でまたシイノキの森へ行ってきました。
未知なる物体が気になって「まだいたら連れ帰って観察しよう。」なんて思ったからです。(^_^;)

ゴーゴー音を立てて吹き荒れる南西の風でも、森の中は静かなもの…。
木ってすごいよな~と、強風の日に森に来るたびに思います。

ここはスダジイの堂々とした姿が、人を厳粛な気持ちにさせてくれる森です。


この森に来ると、ついつい見とれてしまう木があります。

自分の根っこから沢山の若い幹を伸ばし、生き続けようとするスダジイの木です。
一斉に伸びた若い枝で、元の木の姿が見えなくなっています。

木が大きすぎてコンデジでは全体を写しきれず、迫力を伝えきれないのが残念です(^_^;)

自分の根から新しい幹を再生させるこの方法は、タネから新しい命を芽生えさせる方法よりも確実で効率が良いのですが、
自分のコピーを作ることになるので多様性に欠け、長い目で見ると生存には不利であると言われています。

気象条件が大きく変化した時や病気が流行った時、皆同じであれば全滅の危険だってありますが、
多様であれば少数でも生き残れる確率が高まります。

スダジイは他の広葉樹と同じように、新しいタネを作って変化に対応し分布を広げていく方法も取りながら、
自分のコピーを作るという確実な再生方法も駆使して次の世代へ命をつなぎます。

それにしても、この木ほど沢山の若い幹を伸ばしている木は、他にはあまり見かけません。
この木を見るたびに「生きるゾ~」みたいな気迫(?)を感じて、何だか自分もパワーをもらえるような気がします。

横たわったスダジイの枯死木には、薄黄色の可愛いキノコが付いていました。


そして…いました!
目的の、謎の物体。

一見ナメクジのようですが触覚とかないし、「生き物じゃないのかも?」という感じもしますが、
葉っぱに接する面は、明らかに意思を持って(?)表面を舐めているようにも思えます。
やっぱり何だかわかりません…(^_^;)

…結局、予定通り持ち帰って観察してみることにしました。

ガラス瓶に枯れ葉ごと入れておいたら丸一日丸まったままでしたが、昨日水をかけて様子を見たら今日は少し伸びていました。
でも生き物っぽくないな~。

ふやけただけでしょうか?
もしかしたら、エイリアンかも…??(^_^;)

あと数日、観察してから森へ返す予定です(^。^)

それにしても今日も強い南西の風が続きました。

今日の海岸の風景です。

波が白い飛沫を上げて、黒い溶岩の上で砕け散っていました。
「こういう波の力が長い年月をかけて、島を削って小さくしていくのだな~」なんて思いながら見つめていたら…。

虹が見えました!
写真中央のちょっと左側に薄っすら写っている虹が見えるでしょうか?
すごく薄いのですけど…ぜひ見つけてください~(^_^;)

雨上がりに空にかかる虹と違い、波が砕けるたびに表れて一瞬で消えてしまう小さな虹です。
でも絶え間なく波が打ち寄せるので、何回でも楽しめます。

もう一枚。

一瞬の虹、見ていただけましたか?

風が唸り、波が砕ける海岸と、巨木が息づく静かな森が同時に存在する…そして圧倒的な迫力の火山も…
車なら1時間で一周できる島の中に、これだけ多様な自然があるのですから
「大島えらい~!」って感じですよね(^O^)

何度も表れる一瞬の虹を見ながら、何だかすごく得した気分になったのでした!(^^)!
森も海も、楽しいな~(^O^)

(カナ)

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