グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

四国からのお客様

2012年10月30日 | ツアー
昨日の午後2時55分、四国から4名のお客様が到着されました。
お客様の仲間で伊東市在住のK氏が、ツアーをリクエストしてくれました。

日没までの時間は2時間弱、そして空は晴天。
…となったら、行く場所はやはり「あそこ」しかないでしょう!(笑)

元町溶岩流を見た後、今一番旬の風景を見に、山頂へ向かいました。
時間的にも、まさにベストなタイミング。

外輪山に日が落ちるまで、あと少しです。

みんなで“パホイホイの丘”に集合!

四国から、遠路はるばるようこそ!

ようこそ、キラキラススキの大海原へ!

「あの雲に太陽がかかると、良い感じかもしれない。」とお客様。

みなさんからのリクエストで、外輪山に日が落ちる少し前まで、この場所で過ごしました。

大島到着後すぐにこの場所に来るというのは、ちょっとイキナリ感があったのですが、やはり「とびっきりの風景」を見ていただきたいですから。

さらにこのコースは「1粒で2度おいしい」コース。
丘を下りてバス停に帰ってくると、ちょうど伊豆半島に沈む夕日が見られるという豪華さです。

昨日の夕日はこんなでした。

「まるで線香花火みたいだ。」誰かがつぶやきました。
確かに!線香花火の火の玉が落ちる寸前のような夕日でした~。

さて、今日です。
今日は朝8時ピックアップで三原山火口を見に行き、その後裏砂漠を歩きました。

まだそれほど寒くはないのですが、山の植物達が秋の深まりを教えてくれます。
アシタバの花はほとんど咲き終わり、タネができ始めていました。


アキノキリンソウの花も目につきはじめました。

さっそくハナアブの仲間が訪問中。

すっかり葉を落とした、樹齢約800年のオオシマザクラの前では、イガアザミの花が満開でした。

「大きな木は、それだけで威厳があるね。」とお客様。
桜の木を覆うように伸びたスダジイの木を見上げ「あの木、相当太いだろうね。」とも…。

四国(香川県)では、煎ったスダジイの実を売っているところもあるのだとか。美味しいですからね~私がそこを通りかかったら、買ってしまうと思います。(笑)

さて、裏砂漠です。

最初、第一展望台で帰ろうと思っていたのですが、「せっかくだから第2展望台まで行こう!」ということになり、全員で登りました。

火口を往復した後なのですが、みなさん足、強いです。

着きました。

ようこそ、「地球は丸い」の景色の中へ!

ところで、みなさんは会社の同期生で、還暦を記念して集まってから毎年1回一緒に旅行していて、今回が14回目だそうです。素敵ですね。

ザクザク、ザクザク…溶岩を踏みしめる音を聞きながら歩いていたら、遠い四国からいらした皆さんと一緒に、この景色の中を歩いていることが、とても不思議に思えてきました。

一期一会の、かけがえのない時間。
裏砂漠の広大な景色が、そんな「一瞬の時間」を感じさせてくれたのかもしれません。

最後に、みなさんのリクエストで波浮港に立ち寄りました。
大島と言えば波浮港、三原山より有名なのだそうです。

で、港で合唱~。
(前もありましたね、このシチュエーション)

最後はコロッケで締めました。(笑)
このあと船、新幹線を乗り継いで、5時間以上かけて帰られるそうです。

どうかお気をつけて!
楽しい2日間を、ありがとうございました。


(カナ)
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