グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

崩壊斜面モニタリング調査2019年6月

2019年06月04日 | 火山・ジオパーク
昨日、表題の調査に参加しました。

およそ4ヶ月前の2月5日にはこの状態だった現場は‥


すっかりモサモサに!

先に調査現場に降りたメンバーから「毛虫がいっぱいいる!」という声がしました。

確かに周りを見渡すと、そこかしこにマイマイガの幼虫が這っていました!

他の毛虫は見当たらず、全部マイマイガです!

毒がないことをお知らせすると、手乗りにチャレンジする方も!

昔、水生昆虫を飼っていらっしゃったとのことです😀

それにしても、本当に沢山いました。

調査していると、頭上から降ってきてボードの上を這ったり…

ズボンの上を猛スピードで歩いてきたり…

毒針を持たないとはいえ、しっかり掴むとちょっと痛かったです(^◇^;)

調査は1時間半ぐらいかかったので、毛虫嫌いな人にとっては、つらい作業だったかもしれません(^◇^;)


モチロン私は、逆立ち(?)して茎を這う毛虫の、足のキュートさに見とれたり…


ウン○をしている毛虫を教えてもらって、喜んでいましたけれど(笑)

今年は三宅島でもマイマイガが異常発生しているようですが、他の地域はどうなのでしょう?

ところで調査に参加していて面白いのは、現場にいかないとわからない様々な「!」や「?」に、毎回出会えることです。

昨日も、毛虫以外に色々な発見がありました。

4年前にヘリから撒いた種子には入っていなかった「ドクダミ」が複数出現し…


花を咲かせていました!


イタドリの仲間の若葉が、あちらこちらで出ていたのにも驚きました。

噴火後の焼け野原に一番乗りして生えるイタドリは、暗い森は苦手だと思っていたのですが、わずかな木漏れ日でも生きられるようです。

ただ、もしかしたらこれは、散布した種子に入っていた、大島産以外のイタドリなのかもしれませんが…。

そして不思議なことに、4ヶ月前には樹高148cmまで成長していた(はずの)アカメガシワが忽然と姿を消していました。

枯れ枝さえ残っていなかったのですが…何が起こったのでしょうか??

「?」以外では、小さな旬の花たちの存在に、心が和みました。

こちらは、自力でやってきたコナスビ。

小さな花を、咲かせていました。

ヘリから種子を撒いたコマツナギも、かわいい花を咲かせていました。


ところでこの調査では、土砂災害専門家、環境省、大島支庁、ジオパーク推進委員会が協力して樹種、樹高、雨量、風速、流出土砂量など様々なデータを集めています。

観測機器の修理点検やデータの収集には、東京農工大学 の若原先生が毎回来島してくれています。

若原先生は2週間前の砂防学会でこの調査を口頭発表されたそうです。

発表内容の要約が公開されているのを、教えていただきました。
http://www.jsece.or.jp/event/conf/abstract/2019/pdf/165.pdf
わずかな場所の違いで、風速が違い、それによって雨量も影響を受けることがわかって、とても興味深いです。

虫も、植物も、雨も、風も、大地も、全てが微妙なバランスで繋がる“地球(ジオ)の物語”は、不思議がいっぱいで本当に面白いです💕

(かな)
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