グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

崩壊斜面モニタリング調査・報告その3

2016年06月21日 | 火山・ジオパーク
6月15日(水)8カ月ぶりに崩壊斜面モニタリング調査に行って来ました。

8カ月前のこの風景は…


この状態になっていました!

道路からでは、どこが調査地点かわかりません。

雨量計などの観測機器の周辺も、8カ月前はこの程度だったのに…


もうすぐ、木々の中に埋もれそうでした!


そして、8カ月前は普通に張れた区切りのためのヒモも…


非常に張りにくかったです(^_^;


上から見た植物の写真も、撮りにくそう…


前はまだ小さくて見分けがつきにくかったコマツナギが、あちらこちらに伸びて花を咲かせていました。


葉っぱもカワイイですね。


帽子の代わりになる大きな葉っぱも、いくつもありました(^▽^)


雨量や土砂流出量を測る班とはわかれ、私は植物班に入りました。
調査をしてわかったこと。

1.落葉樹の成長が著しい(バラツキはあるが、50cmぐらいの伸びているものが多い)
2.メドハギが一気に増えた(マメ科、強し!)
3.オオシマカンスゲも増えてきた(少ない光でも生きられる植物が木の下や草陰に増えた)
4.シロダモは全く成長していない(少ない光でも生きていけるから焦らないのかも?)

「植物達は光を奪い合う激しい戦いを続けている」ことを実感しました。

そして植物たちの増加に伴って、虫たちも増えてきまいした。
茶色の毛むくじゃら…

ぬいぐるみのようです!
イモムシ系も、何種類かいました。

午後まで残ったメンバーが書いた「伊豆大島ジオパークのブログ」には、超ステキな写真が載っていました!

葉っぱの縁取りが…イモムシなんです!

「なんじゃそりゃ?」と思う方、以下のブログを読むと納得しますよ。
http://izuoshima-geopark.seesaa.net/article/439053102.html
ぜひご一読を!(^▽^)

ところでこのモニタリング調査ですが、近々プロジェクトチームが始動し、
住民参加の方法も具体的に話しあわれることになりました。

今後の展開にご期待ください。

(カナ)

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