グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

夏の午後の3時間

2013年07月28日 | ツアー
今日は午前はスノーケリングのガイド、午後は3時間ツアーで山を歩いてきました。

ツアーをリクエストしてくださったのは、会議のために大島にいらっしゃった4名のお客様。
時間がなかったので無理して火口へは行かず、三原山のふもとをゆっくり回りました。

山には大輪のユリから甘~い香りが漂っていました。

「あれは何個花がついているんだろう?」「あ、これサクユリかも」などなど…。
さながらユリの品評会のようでもありました。

そして皆さん、虫やら実やら色々見つけてくださいました。


例えば赤くなる前のサルトリイバラの実。


黒くなる前のハチジョウイヌツゲの実。

両方とも葉っぱと同じような色でほとんど目立ちません。

タネが熟すまでは緑に溶け込み、熟すと色づいて鳥にサインを送る…自然の仕組みって良くできているなぁと感心します。

ゴマダラカミキリもお客様が発見!

シュタッと翅を広げ10cmぐらいずつ飛ぶという行動を繰り返すカミキリ君。
しばらく一緒に遊びました。

こんなのもありました。
紅葉と花が同時に見られるカジイチゴ!?

なんだかちょっと変ですが、まあこういうのもありですかね。
自然は型通りにはいかないですから…。

溶岩やその上の生き物達をゆっくり見ていたら、だんだん帰りの時間が迫ってきました。
「ムシをムシして歩かないとね。」と笑顔のお客様。ごもっともです(笑)

宿にお送りする前に、大急ぎで赤禿の丘に立ち寄りました。
噴火が実に多様な景色を作ることを紹介したかったのです。

ちょうど日が傾いて、溶岩の赤さが鮮やかに見えました。
さらに空には飛行機雲!

なんとも爽快です!

爽快続きでキラキラの海に見とれていたら、高速船が海上を走ってきました。


あ、交差するかも!


やった~!


暑かったけれど気持ちの良い、夏の午後の3時間ツアーでした。

(カナ)



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