グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

つばき小学校ジオパーク校外授業

2011年10月20日 | 火山・ジオパーク
今日はつばき小学校のジオパーク校外授業に、ガイドとして参加しました。

島の小学生たちに「ジオパークって楽しい!」と思ってもらいたくて、
もと波浮小学校の校長先生だったIさんの協力で、今日のためにクイズベースの資料を作成しました。

コレがその資料の最初と最後のページです。

全8問のクイズをつかって「色々楽しいものを探すぞ~!」と思っていたら、
出発時間の三原山は雨+冷たい北東風でした(^_^;)

「これでは、みんな寒いし、クイズどころではないに違いない。」
火口を一周して温泉ホテルに帰る予定だったコースを大幅短縮し、急きょ山頂ジオパーク展で三原山周辺で見られるものを説明することになりました。(写真提供・町長室野村さん)

ガイドによる映像での解説が終わった後は、壁一面の大きな三原山の写真を使ってジオパーク推進委員でもある校長先生から子どもたちに質問。

「この写真の景色の中で、一番新しいものは何だと思う?」
「山にある黒い筋!」っていう答えが出てくるかな~と期待していたら…

「道!!」

…な、なるほど~、確かに道路が一番新しいかも(^_^;)
「先入観のない子どもはスゴイ!」と盛り上がっていた大人は、おもにジオパーク関係者でした(笑)

3班に分かれて出発するころには、寒いけれど雨はやんでいました。

このシワのような模様はどうして出来たのか推理したり、

穴だらけの石を探したり。
オオバヤシャブシの実でサッカーしたり(^^)v

「寒い~」「お腹すいた」と言いながら、みんな元気に歩いていました。

でも山頂のビックサイズの岩の大きさや地面の暖かさを紹介できなかったのは、とても残念でした(-_-;)

ところで今回の資料を作っていた時のコンセプトは「一つの答えを出す必要はない、子どもたちが自分で答えを見つける行程や発想を大事にする。」ということだったと思います。

たとえば最初のクイズ「富士山と三原山の違い」にしても「雪がある」「色が違う」など色々あって良い、ということでスタートしました。

しかし実際にはつい大人に話す時のように、噴火が作った風景を説明しようとしている自分に気づき、何度か「あ、しまった!」と思いました。

子どもたちと同じ目線で火山を楽しむには、まだまだ修行が足りないなぁ~と反省(^_^;)

知識を伝えるのではなくて「大島スゴイ!」「ジオパークって楽しい!」っていう声が自然に聞こえてくるようなガイドを目指して、コツコツ修行を積みたいと思います。

(カナ)
コメント (2)
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