名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

‘あの世‘  と  ‘この世‘  5

2012-10-11 | 宗教

キリスト教の経典は 聖書 

イスラム教の経典は コーラン

それに比べたら 仏教の経典は膨大すぎる
一千年以上のときを経て、仏教は多くの変貌を遂げてきた


 釈迦とその弟子たちの時代の仏教を 原始仏教という


 そのあと、いくつかの集まりに分裂して行った
 この時代に確立した仏教を 南方仏教 という


更に時代を経て 大乗仏教 が出現する


大乗仏教は 衆生の救済 を目的としている

南方仏教は 自己の悟り だけを目的にしている


それ故、大乗仏教は 南方仏教を 「 劣った教義 」と決め付け

バカにした意味で 「 小乗 」と呼んだ

小乗仏教  とは大乗仏教側が偏見を持って名づけた呼び方である

大乗に比べて 格が低い と言う意味ではない


仏教は


原始仏教 ⇒ 南方仏教 ⇒ 大乗仏教 

と複雑な変貌をとげて来た


仏教は釈迦の教えだが

ここまで多くの改革が行われて来たとなると

どれが、釈迦が当初 説いた教義なのか

サッパリ分からない

仏教は 釈迦を離れ更に進化したのか?

それとも 別物 になってしまったのか?


ある、権威ある仏教学者は

「 釈迦が実在の人物である確証はない 」

と言ったそうである


実は私も同感である


「 釈迦は実在の人物であるはずだが、架空の人物である可能性もある 」


私は常々そう思っている。


でも、そんな事は大きな問題ではない


仏教が説く教義は


人類が培った 英知の結集 であり

仏 の言葉であると思っている




人間死んだらどうなるのか・・・

死後の世界はあるのか?


個別の人格と個性をもつ 霊魂は 存在するのか・・・・

仏典に記された 釈迦の言動のみを根拠に

それを論ずるのは無理があるような気がする。

続く




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コメント
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