上は鳥海山(標高2,236m)の北斜面、下は5合目付近から見た奈曽渓谷です。
秋田県と山形県の境にある鳥海山は、これまで幾度となく噴火を繰り返し、火砕流、溶岩流、山体崩壊、岩なだれなどにより、その広いすそ野にさまざまな特徴的な風景を作りだしています。 加えて、日本海を渡ってくる季節風がもたらす大量の雪が豊かな水を提供しています。
岩なだれ堆積物が作った高原には牧場が点在
竜ヶ原湿原に咲くミズバショウ
岩なだれが作った平坦な地と溶岩の末端から湧き出す水が湿原を作りだす
鳥海山の雪解け水を集めて流れ落ちる奈曽の白滝
大量の溶岩と豊かな水が作りだす名瀑、法体の滝
元滝伏流水 幾層にも重なった溶岩が蓄えた大量の伏流水が崖から流れ落ちる
獅子ヶ鼻湿原
伏流水からの湧水は年間を通して水温の変化が少なく低温、pHが4.4~4.6という条件が稀有なコケの存在を可能にしています。
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