おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- !! VIX:37.21(⇑14.19 ⇑61.6%)。VXN:37.04(⇑7.84 ⇑26.9%)。ショートスクイーズでのリスクオフ。パウエルは「経済戻っても低金利を続ける」と。
…昨日のMXのマーケット情報では、信頼している三井住友の宇野さん「ペーパリングという材料を今持ち出してきているのは、マーケットを下落させたい仕手筋。単なる”ステルスペーパリング”にすぎない」と言い切っていました。今日未明のパウエル会見でも「ペーパリングには程遠い」と言及。ペーパリングに対して不快的なニュアンスが含まれていました。
…ゲームストップやAMCにショートスクイーズが仕掛けられ、リスクオフムードが広がっている最近のNYのマーケットですが。今日のNYをまとめると、
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- ”ワクチンがなかなか普及しないこと”がマーケットの不安材料となってきた。
- パウエル会見では「インフレ率目標達成・雇用回復には程遠い今。量的緩和の”出口政策”は時期尚早」と。
- ⇑2で、今までの「中長期的な金融緩和」といういつものフレーズから、「中期的」という文言を取り除いたパウエル(=長期的に取り組む)。
- ⇑3で、パウエルさんの会見中にマーケットは更に急落。「金融緩和続けていく」も、「今のマーケットのバブル的急上昇は、FRBが執っているジャブジャブ金融政策のせいではない」と発言し⇒マーケットは更に下落加速へと(&「バブルのモニタリングを始める」としたが、「金利が低いのでバブルの過熱は無い」、しかし「今は買われすぎ」とも。苦しい弁明パウエルでした)。
そして、今後の見通しは、
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- 大和証券NY「下落は短期的で、落ち着きを取り戻すだろう」
- 三菱UFJ銀行:今の急角度な価格形成は「バブル」と見ている。「根拠なき上昇」。
- インベストメント福永さん:マーケットはバブルを強く意識している。今日のマーケット下落でも1%を維持している10年債金利なので、割高意識⇒”短期調整”では済まない。ショートスクイーズがザワついている今。“空売り比率”(上昇すると株価下落、低下すると株価上昇)をこまめにチェックしたほうが良い、ともインベストメントの福永さん。空売り比率が高まっている直近で危険、と。
…為替。リスクオフムードでの$買い(去年の3月っぽい)。104円台へと。今日は底堅くリスクオフドル買いで推移すると見ていた日生アセットマネジメントの松波さん。見方がコロコロ変わりますが、”リスクオンでの$買い”傾向が弱まっている直近。米経験則的には2月は”株一旦下落”(3月は”去る”、5月は”sell in May”)、”リスクオフでのドル高”。FRBのインフレ目標2%は、上昇余地はもう無く、故に実質金利が下がりにくくなった今です。&名目金利も下がり、米GDPと10年債金利とISM製造業景況感指数は上向く可能性が高いとも見られており、年央に向け105方向へと。
…時間外での発表のappleの去年10-12月期決算は過去最高益となったそう。初めての1000億ドル突破。iPhoneシリーズの売り上げが市場予想を大きく上回り、17%増。iPhone12シリーズが特に好調での、純利278億ドル(約3兆円)。しかし、株価は小動き。すべて織り込み済み。
…米ボーイングの決算。737MAXの相次ぐ事故での不飛&コロナで、1.2兆の過去最大の赤字となったが、EUが「737MAXの飛行を認める」と表明した今日。
よろしくお願いいたします。