社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

落書きやネット犯行予告をする者の意識 --女子大生落書、ネット犯行予告書込--

2008-06-25 10:26:31 | 事件、事故

 岐阜市立女子短大生6人がフィレンツェの大聖堂壁に日付や自分の名前、短大名などを油性ペンで落書きしていたことが発覚した。6人は「気分が高揚して書いてしまった」などと話しているというが。何かと甘やかされる若い女性の暴走といったところだろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080624-00000044-yom-soci&kz=soci

 同短大はイタリア大使館と大聖堂に謝罪し、学生6人と引率教員2人を学長厳重注意処分にした。更に同短大は修復費用の負担を申し出たが、大聖堂側から「謝罪してもらえば責任は問わない。費用負担は不要」と連絡があったという。

 一応、形式上は解決したことにはなるが、大聖堂のあるフィレンツェ市中心部は世界遺産(文化遺産)に登録され、景観や環境の保全が義務付けられているというから、彼女らの罪は決して小さいものではない。

 しかも、国内での出来事ならまだしも、世界中の観光客が訪れる場所で個人が特定可能な情報を意図も簡単に書いてしまう神経は理解し難いものがある。もしこれが雨風などで間もなく自然に消えていくと想定して書いたとでもいうならともかく、油性ペンで日付や名前入りで書いたところを見るとこれは明らかに「記録」として半永久的に残そうと思って書いたということだろう。これでは日本人としてのマナーが問われ、場合によっては日本全体の国際的な評価が損なわれることにもなりかねない。

 一方、秋葉原通り魔事件後、インターネットの掲示板に何らかの犯罪の予告を書き込む事件が23日現在、全国で17件あり、17人が摘発・補導されていたことが24日、警察庁のまとめで分かった。

・秋葉原通り魔事件後、17人を摘発補導 7割は定職つかず 警察庁 06/24 20:13更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/155723/
・殺人予告急増、逮捕12人 秋葉原事件で負の連鎖 2008年6月25日 09時31分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008062590093138.html

 これら17人のうち7割は定職に就いていないという。このうち男子中学生1人と、16歳と17歳の少女2人を除いても、やはり定職に就いてない者の比率は高い。これも昨今の格差社会の影響だろうし、通り魔事件そのものが格差社会に端を発する事件と言ってもいい。

 ところで、これらの落書きやネット上の犯行予告に関して、彼らはどれだけ罪の意識を持っているかが気になるところだ。通り魔事件を実際に起こした容疑者は当然罪と認識した上での犯行だろうが、落書きやネット上の書込みだけなら別に構わないと思っている者が結構いるのではないかと推測する。

 しかし、それらが実際の犯罪誘発に加担してしまうこともある。先日も大阪駅で女性3人が切りつけられる秋葉原の模倣的な事件があった。この事件では38歳の無職の女が逮捕されている。

 たかが書込みくらいで、という安易な気持ちは少なくとも正さなければならない。だがそれ以上に社会そのものが余りにも混沌として説明のつかないくらいに混乱していることは確かだ。この程度ならやっても大丈夫、他に悪いことしてる奴は幾らでもいるといった発想をさせてしまう社会責任というものにも目を向けることは常に考えなくてはならない。

 一方で、フェミニズムのお得意である価値観の多様化、自由、権利などと言って道徳違反でも罪にさえ問われなければいいと正当化する者も後を絶たない。しかも連中は自分達が新しい道徳を作り上げているのだなどと言って過去の伝統的価値観を時代遅れの一言で切り捨て、常識そのものを覆してしまう。そんな社会では、善悪の区別をする物差しそのものが曖昧になってしまう。そんな社会が様々な混乱を引き起こしているのだろう。

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