女優、沢尻エリカさんの映画舞台挨拶が不機嫌で視聴者に悪い印象を与えたとして、ここ数日マスコミやネット上で騒動になっている。沢尻はこの件に関し、「諸悪の根源は全て私にある。それを踏まえた上で責任を取る」と自身の公式HPで全面謝罪のコメントを発表した。女優活動の謹慎を示唆するとも受け取れる今回の弁明であるが、騒動は治まるどころか、火に油を注ぐような事態に発展しそうである。
だが、どうしてこれほどまでに沢尻バッシングが続くのか、不審に思える。確かに以前から彼女の傲慢な態度は周囲から反感を買っていたようだが、今回の件で果たしてここまで攻撃されることなのか、しかも本人は謝罪をしているにもかかわらず更に追い討ちをかけるような非難の嵐、決してこの流れは純粋な世論だけで作られたものではないと思うのは私だけだろうか。
最近の世論の反応というのは、何か垢を晒してしまった者に対する批判が極めて極端であるように思う。過去の「産む機械」や「しょうがない」など閣僚発言でもマスコミが世論を煽るように批判攻勢をかけている感がある。
しかし一方で、「ぶってぶって」や米国の岩に落書きした歌手など、マスコミが情報を隠蔽して騒ぎを大きくしないようなケースも少なくない。この違いは何なのか?
人の荒探しばかりして、少しでも攻撃出来そうなネタが見つかったら、大きく騒ぎ立てて相手を追い詰める。しかしある特定の部類の者にだけは必死に擁護する。そうしたマスコミの報道姿勢は、単に「吊るし上げられたくなければマスコミに従え」と言っているようなものではないか。そしてマスコミが左翼寄りに向いている現状では、左翼に従わない者は潰されるという図式を作ってしまう。
今回のような芸能関係の話題では政治とはあまり関係がないかも知れない。しかしたとえ芸能ネタであっても、マスコミが世論をどう誘導しようとしているのか、それは考えながら情報を吸収した方が賢明だろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071003-00000045-spn-ent
(この記事は、ヤフーニュースのブログ一覧に掲載されていません。10/03 12:15現在)
AAAに関しては、エーベックスが絡んでますし、そこまで知名度のあるグループじゃない。ジャニーズ事務所やしんすけの不祥事だってマスコミの報道の仕方は消極的でしたし。特にジャニーズの場合は、報道すら控えてましたから。TV局にとって芸能事務所は大切なVIPなんです。頭が上がらないんですね。
沢尻の場合、事務所が大手のスターダストですが、元々素行が悪かった事もあり、業界ではもっぱら評判が悪い事で有名でした。そういったところが一番絡んでるのでしょう。
でもマスコミは世論を動かす大きな力ですから見るほうも注意が必要だと私も思います。2011年にはチデジも始まりますしもっと放送事業参入に対する規制を緩くしてTV局を増やしもっと視聴者に情報の自由を与えたほうがいい。このままでは洗脳でしかないと思います。