今回は痴漢冤罪のニュースを取り上げる。しかも被害を訴えたのは婦人警官で、それも「手を触られた」というもの。男性は否定したが無理矢理駅務室まで連れて行かれ拉致されてしまう。そもそも手に触れて痴漢になるのかという疑問もさることながら、この婦人警官が30代の警部補らしい。となると、この女性は明らかにキャリア組で高学歴ということになる。当然フェミニズムに心が汚染されている可能性もある。警察官の道を選んだのも、1人でも多くの男を捕まえてやろうといった野望があるのかも知れない。これまでにも男性に痴漢の濡れ衣を着せて出世の踏み台にしてきた可能性もある。そんな女性が警察官になること自体が不適切と言えるのではないだろうか。そもそも警察組織も政府権力層の下部組織だから、組織全体でフェミ的な捜査が行われているのは言うまでもない。
また、先日性犯罪の親告罪制の廃止や厳罰化などの改悪が行われたが、厳罰化を主張するフェミ連中はこうした冤罪に対して一切無視をしている。これがフェミニズムの信頼性を損ない、狡猾さだけが浮き彫りになる要因になっている。引用のニュース記事でも問題としては取り上げているものの、「痴漢は卑劣な犯罪」と強調しなければフェミの圧力で記事にも出来ないといった言論弾圧が感じられる。そもそも痴漢も含め性犯罪を他の犯罪より卑劣だと主張することが偏見極まりない。私自身は「痴漢は卑劣ではない」と断言しておこう。
先日乳癌で亡くなった小林麻央さんのように聖女のような女性が早死にする一方、男性に痴漢やセクハラの濡れ衣を着せて平然としている女がいつまでも生き延びる。佳人薄命(美人)とはよく言ったものだと思う。
・JR上野駅「痴漢転落死」は超一流ホテルの支配人だった 遺族と同僚が語る「無念」 週刊現代講談社 2017.06.12.
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51959
痴漢は卑劣な犯罪である。だが、痴漢の告発には「冤罪」の可能性もつきまとう。無実を主張しながら命を落とした男性は、職場にも家族にも愛されていた。事件の深層をリポートする。
■「あの人がやるはずがない」
「支配人はいつ休んでいるのかと周囲が心配するくらい仕事をされていました。深夜に海外からのお客様から問い合わせのメールがそれこそ山のように来るのですが、そのすべてに丁寧に対応していたんです。
日中は専任のスタッフがいるのですが、早朝や深夜などのイレギュラーな時間帯の海外からの問い合わせには、即対応する必要があるため支配人が自ら受け持っておられました。
成田空港からのアクセスや食事のこと、部屋の調度品、旅行プランやその他の本当に細かなことまで応対されます。とても責任感が強く信頼できる先輩です。
ですから、今回の一件がいまだに信じられません。支配人が痴漢をするだなんて天地がひっくりかえってもありえません」
都心に位置する、ある超一流ホテルの従業員は、苦渋に満ちた表情でそう明かす。
5月11日深夜、JR京浜東北線の車内で痴漢を疑われた40代の男性が、JR上野駅の駅員室から逃走し、近くのビルの屋上から転落死した。
本誌の取材によると、この男性は前出の超一流ホテルの支配人、岡田裕太さん(仮名)だった。
「岡田さんが支配人を務めていたホテルは、『ミシュランガイド東京』にも掲載されている日本を代表する高級ホテルの一つです。部屋数はそこまで多くありませんが、きめこまやかなサービスが受けられて、一泊5万円前後はします。そのため、特に海外の富裕層からも人気があります。
岡田さんは、同ホテルのインバウンド(外国人観光客)向けのビジネスにおけるリーダーであり、実質的な舵取り役でした。
それだけに社内的にも将来をとても期待されていましたし、今後の同ホテルの命運を握っていたと言っても決して言い過ぎではありません。
ホテルマンは、どうしてもお客様に対して無理をしているから、それ以外では横柄な方もいるんです。でも、岡田さんはいつお会いしても爽やかで、笑みを絶やさない方でした」(別のホテルグループ幹部)
ホテル関係者は誰もが、岡田さんは「痴漢をするような人ではない」と口を揃える。
いったいあの夜に何があったのだろうか。なぜ岡田さんは落命しなければならなかったのか。
あらためて事件当日を振り返ろう。
京浜東北線の上り電車が西日暮里-日暮里間を走行中の車内でのこと。捜査関係者によれば、30代の女性が座席で寝ていたところ、まったく面識のない、隣に座る岡田さんに右手を触られたと被害を訴えたのだという。
「なんで手を触ったんですか?」
「触っていない!」
二人は口論となり、一緒に上野駅で下車した。痴漢行為を断固否定する岡田さんはホーム上から離れようとしたが、近くにいた別の利用客に取り押さえられ、駅員に引き渡されてしまう。
岡田さんは駅事務所内に連れて行かれたが、駅員の目を盗んで再び逃走した。
「駅構内を疾走していた男性はワイシャツにチノパン姿のきちんとした身なりでしたが、顔面蒼白で手ぶら、しかも途中で脱げたのか、靴も履いていませんでした。改札を突破して、赤信号の横断歩道を渡り、繁華街のほうに消えていきました」(当日、駅を利用していた目撃者)
■その時、ビルの屋上で……
岡田さんは繁華街の路地に入ると、6階建ての雑居ビルの外階段を全力で駆け上がった。
「駅員と女性が男性を追いかけて繁華街に入っていきましたよ。それから、ほとんど時間を置かずに、警察官も走っていきました。パラパラとでしたが、総勢10人以上はいたと思います」(別の目撃者)
屋上まで上った岡田さんは、手すりを乗り越えて、同じ高さの隣のビルの屋上に飛び移る。そこには空調設備の機器がいくつも設置され、隠れることも考えたかもしれない。眼下の路上には警察官が集まり始めていた。いつ隣のビルの外階段を上ってくるかわからない状況で、もう引き返すという選択肢はなかった。
反対側にあるのは高いビルのみ。もう飛び移ることは不可能だった。だが、ここに隠れていても、見つからない保証はない。
深夜で、しかも人通りが少ない静かな路地だったゆえに、おそらく、自身を探す警察官の声や階段を上がる音が岡田さんにも聞こえていたことだろう。
「パニックになった岡田さんはビルとビルの約80cmほどのすき間を、両手両足を広げて地上まで降りようとしたのかもしれません。あるいはすべてに絶望して、自ら身を投げたのか、そのどちらかしか考えられません」(全国紙社会部記者)
午前1時頃、雑居ビルの関係者はドサッという大きな物音を聞いた。
駆けつけた警察官は、ビルのすき間に倒れていた岡田さんを発見する。搬送先の東大病院で、岡田さんの死亡が確認された。事故死か自殺か、どちらなのかは現在も不明のままである。
そもそも、もし仮に「手に触れる」という行為があったとしても、それが痴漢になるのか。
痴漢行為の線引きについて、元検事で痴漢事件に詳しい弁護士の中村勉氏はこう指摘する。
「電車内で手を触っただけでは、痴漢はなかなか成立しにくいと思われます。痴漢は、公衆の面前で性的羞恥心を生じさせるというのが、行為の構成要件です。
ですから通常であれば、胸や臀部、太ももを触った場合ということになるでしょう。手を触るという行為だけでは、強制わいせつにもあたらないと思います。
ただし、手の触り方にもよります。単に握手するような触り方だったのか、それとも手を撫で回すような感じの触り方なのか。痴漢であるか否かは、性的に恥ずかしい思いをさせたかどうかがポイントです。
もちろん普通に手に触れただけでは、痴漢行為にはあたらないでしょう。ちなみに手を握ったのであれば、刑法上の暴行罪にあたります」
■父親が語る
深夜の混雑する車内において、手に触れたと一方的に責められ、何人もの男たちに取り押さえられ、追跡される岡田さんの焦燥は想像に難くない。
一方で、岡田さんを痴漢と訴えた女性は、非番の警察官だったという情報がある。
「神奈川県警の所轄署に勤務する30代半ばの女性警察官で警部補だと聞いています。それもあり、駅から逃走した男性を自ら率先して追跡したんでしょう」(捜査関係者)
確かに、寝ていたところに手を触られただけで痴漢を訴えたという点には違和感がある。車内でいったい何があったのだろうか。また警視庁上野署も10人以上の警察官で岡田さんを追い詰めたという対応は、はたして適切だったのか。
神奈川県警と警視庁はこう回答する。
「警視庁において、捜査中の案件であるため、神奈川県警としては回答する立場にないので、回答を控えさせていただきます」(神奈川県警担当者)
「東京都迷惑防止条例違反(痴漢)の容疑のある者について、追跡したものであり、追跡方法などに問題はなかったと認識しています」(警視庁担当者)
岡田さんが意図して痴漢行為に及んだのかどうか、真相は藪の中だ。
岡田さんが勤務するホテルの、前出とは別の同僚はこう語る。
「支配人は本当に気持ちの細やかな人。私たちの前で声を荒らげたり、気難しい様子など一切見せません。私たち部下の悩みにも正面から向き合ってくれるんです。
『君たちスタッフが元気でないとお客様に最高のサービスは提供できません』って、忙しい合間をぬって、相談の時間を割いて付き合ってくれる方なんですよ。
私も個人的に相談にのってもらいましたが、岡田さんはけっして偉そうにすることはなく、こちらの目線で接してくれました。支配人に出世するといきなり態度の変わる方もいますが、岡田さんはずっと温厚で優しい態度のまま。
あの当日も遅くまで仕事をされていたことは存じ上げていますが、その後に何があったのかは知りません。
ただ、子供たちの成長が楽しみで、運動会で頑張ったとか、こんな習い事を始めたとか、奥様のことも含めてご家族を大切にされている印象を強く持っています。たまたま女性の身体に触れてしまっただけではないでしょうか。あまりに不憫です……」
残された家族の無念は察するに余りあるものがある。
岡田さんの父親は本誌にこう心境を明かした。
「警察署で事件の説明を聞きましたが、電車内で痴漢に近いようなトラブルがあり、駅から逃げてビルから転落したという話でした。上野駅の駅員も追いかけていたというので事情を聞きたいと思い、『駅員の名前を教えてほしい』とお願いしましたが、教えてもらえませんでした。
死因は胸を強く打ったということです。肋骨が折れていた。26mほどの高さから落ちたにしては、遺体の傷はそれほどありませんでした。ビルからビルへ飛び移ろうとして失敗した可能性もあるようです。でも、ビルの高さがかなり違うとも聞きました。
私はその現場を見ていないので何とも言えません。警察からはその場所を教えてもらっただけ。事件について教えてくれた内容はその程度なんです」
父親は警察の説明には納得がいかないという。
「警察の話を聞いていて、何かおかしいと思いました。どこか後ろめたさがあるのではないかと感じました。ですから、私もすっきりしなかった。いずれにしても、真相はわからない。
当然、疑問はありますよ。警察から報告書のような文書を示されていて、これに息子の奥さんが判子を押せばそれで終わる。しかし、まだ判子を押していない。現段階では調査中ですし、保留しています。
実は補償の問題も心配しています。転落したときに建物を壊したという責任を追及されるのではと。でも、私たちには補償できる経済力はないですよ……」
■もう取りかえしはつかない
父親の目から見ても、岡田さんは痴漢をするような人間では決してなかったという。
「息子は真面目な人間です。大学を卒業して、ホテルに就職した。それからずっと同じ会社で働いていました。痴漢というけれど、偶然触れてしまうこともあるのではないでしょうか。
今でも思いますが、痴漢を疑われても、逃げなければよかった。でも追いつめられたのでしょうね。家族にも、会社にも迷惑をかけたくない。だから、逃げてしまった。その結果こういうことになってしまったのでしょう。
納得はいかないけれど、何かを言っても息子が帰ってくるわけではありません。何より、息子には残された家族がいますからね。まだ幼い娘が二人います。これ以上騒動を大きくしたくないんです……補償などの問題が解決して落ち着いたら、転落した現場で線香をあげたいと思います」
父親は淡々と本誌にそう明かした。
周囲に取材すればするほど、岡田さんの人柄と痴漢行為は結びつかなかった。
前出の中村勉弁護士が言う。
「痴漢事件の問題点は、いきなり逮捕されてしまうこと。住所や身元もわからないような人ではなく、普通のサラリーマンが最長20日も勾留されてしまう可能性があります。それが、上野駅の事件のような悲劇を生んでいるんです。
痴漢が許されない犯罪行為であることは言うまでもありません。受験会場に向かう電車内で痴漢されて試験がめちゃくちゃになって人生が狂ってしまったという学生さんだっています。ただし、重大な刑法違反ではありません。
多くの痴漢は迷惑防止条例違反であり、その疑いで何日も拘束され、冤罪だったとしても仕事をクビになり、家庭もバラバラになってしまうことがありうる。このバランスは正しいことなのか、あらためて考える必要があると思います」
本人と家族の無念を思えば、冤罪の悲劇をけっして生んではならない。