社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

トルコ・日本人女子大生殺傷、防犯意識を妨害するフェミニズム

2013-09-11 22:33:29 | 事件、事故

 楽しい海外旅行を謳歌する女子大生を突然の悲劇が襲った。ネット上でもこの事件に関する様々な声が聞かれたが、その内容は決して死者を悼み犯人を憎むという率直なものばかりではないようだ。

 トルコの観光名所カッパドキア周辺で新潟大学に通う女子大生2名が死傷した。多くの観光客が訪れるこの場所で何故と思うかも知れないが、旅行関係者の話では、通常の観光ルートではこうした事件はあり得ないという。2名が襲われた場所も、観光ルートには含まれない渓谷だったらしい。

 ネット上でも様々な憶測を呼んだ。治安のいい日本と比べ海外は違う、露出度の高い派手な服装だったのではないか、防犯意識が薄れていたのでは、女子大生の防犯意識を問う者はネトウヨだ、など。勿論犯人が許せないという平凡なコメントも多いのだが、何故女性の防犯意識を問うコメントが散見されるのか、そこは注目すべき点だと思う。

 三重朝日町の女子中学生が花火大会の帰り道で殺害された事件でも、街灯もなく暗い夜道から更に入り込んだ空き地が犯行現場だった。この時にも、夜遅く一人で徒歩で帰宅するのは危ないという声はあったし、地元住民の中には、もう子供を外出させられないと嘆いていた人もいた。

 防犯意識が大切なのは言うまでもない。しかしこれが時としてフェミニズムによって言論弾圧される場合がある。例えば学校の集会などで、女子学生のスカートが短いから痴漢に遭うなどと校長や教師などが言おうものなら、すぐさまフェミ女性団体が騒ぎ出し、発言の撤回と謝罪を迫る。しかしこうした女性団体の行動は、防犯意識の大切さを蔑ろにしていることになる。結果的に、女子学生達に防犯意識が身に付かなくなるのだ。

 痴漢だ、ストーカーだ、とにかく不審者だと思えば通報してすぐに警察が来てくれる、何でも警察に頼ればいいという安易な心が若い女性達の間に染み付いてしまっているのではないだろうか。更に女性専用車両などの差別空間も女性を呑気にさせている。一方で、男性を見下し都合のいい時だけ男性を利用する女性や、仕事優先で結婚しない女性など増えている現状が男性からの反感を買っている。

 そしてそれが女性達への攻撃となって現れる。フェミニズムは全世界に蔓延しているから、その傾向は世界共通だろう。しかも日本ほど治安のいい国はないと言われるほど日本は安全、逆に海外は危険ということだ。そうであれば尚更防犯意識を女性達に説いていかなければならない。だがそれを妨げているのがフェミニズムだ。いわば犠牲になった女性はフェミニズムの餌食にされたと言っても過言ではないだろう。


・トルコ・日本人女子大生刺傷 旅行担当者「強盗事件など通常あり得ない」2013年09月10日23時56分
http://news.livedoor.com/article/detail/8054674/
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/683205/

 日本人女子学生2人が事件に巻き込まれたトルコは日本からも毎年多くの観光客が訪れている。

 在日本トルコ大使館によると、トルコを訪れた日本人の観光客は2011年が約18万8300人、12年が約20万3600人と年々増加傾向。その多くが立ち寄るのが事件の舞台となったカッパドキア。約100平方キロメートルにわたり、キノコ型や煙突型の奇岩が林立する景勝地で、世界遺産(複合遺産)にも登録されている。治安も比較的よいとされ、カッパドキアへの個人旅行を手配する「ストリーム」の担当者は「のどかな田舎町で、強盗事件などは通常あり得ない」と話す。ただ、現場となったゼミ渓谷は、通常の観光コースには入らないという。

 トルコは親日的な国として知られており、2020年夏季五輪の開催都市にはトルコのイスタンブールも立候補していたが、開催地が東京に決まった瞬間、ツイッターにはトルコの人々から、トルコ語で「おめでとう東京」を意味する「Tebrikler Tokyo」との書き込みが相次いだ。