社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

酒井法子判決公判、他の事件に覆い隠され悪印象緩和か

2009-11-09 11:42:21 | 事件、事故

 酒井法子被告に懲役1年6月、執行猶予3年の判決が言い渡された。この量刑をどう見るかは人それぞれであろうが、逮捕前の尿検査逃れの逃走劇や逮捕後の毛髪検査に備え短髪にしたこと、また取調べでもなかなか罪を認めようとしなかったこと、更に自分の携帯を破壊したことなど、あらゆる証拠隠しについては最早チャラにされ、法廷での態度が良かったなど好印象だけを強調する報道に変わっている。

 一方、夫の高相祐一被告の判決は今月27日の予定だ。求刑と判決の公判日の間隔が酒井の13日間(初公判10/26)に比べ、高相は36日間(同10/21)と非常に長い。沖縄で拾ったという薬物の所有者に関して捜査するために期間が長くなったとマスコミでは報じているが、それなら同時に使用していた酒井の判決日にも影響するはずではないのか。やはり2人の判決日に期間をおくことで、2人の量刑比較の印象をなるべく薄めようという戦略があるように思えてならない。

 もっとも、ほんの2週間程度なら世論も酒井の判決を忘れるわけないではないかと思えるかも知れない。しかし今後2週間の間に、酒井が例えば介護学校に入学し勉強に励んでいるなど、社会復帰に向けて頑張っているという印象を世論に浸透させておけば、サーファーを今後も続けたい意向を示している高相との差別化を強調出来る。また今後も家族で暮らしたいという意向を示していれば、更生のため無理に引き離すためにも高相には一定期間の束縛が必要として実刑判決も出し易くなる。既にそんなシナリオが出来上がっているのではないだろうか。高相と酒井の各々の初公判に関しても、高相を貶し酒井を評価する報道に終始していたこともそうしたシナリオの一部ではないだろうか。

 更に、現在は2人の30代詐欺女による別々の男性連続不審死、そして千葉と島根の女子大生殺害など、世論の関心を操作する事件が目白押しだ。詐欺女による殺人容疑はまだ確定してないが、殺人に比べれば酒井の罪など大したことないという印象付けも利用出来るだろう。今後もこれらの報道を巧みに使い分けながら女性優遇のバイアスを正当化していくのだろう。

【投票結果】高相被告と酒井被告の罪の格差についてどう感じますか
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