2/2のOPEN SHOW CP+で発表をお願いした郡山総一郎さんの
フクシマの写真集が完成したのは、その前日だった。間に合
わせていただいたのは、嬉しかった。
彼のフクシマの写真集はこれが2冊目。毎年の様にだしている。
1冊目「原発と村」がソフトカバー・B5・P94・ \2200だったの
が、今度の「FUKUSHIMA×フクシマ×福島」はハードカバー・
A4・P72とページ数こそ減れサイズも大きくなり紙も厚くなりと
質が高いのに\2500とお得感が高いw
消費されていく写真ではなく、いつまでも残る写真
という狙いが込められている写真集だ。依頼仕事ではく、自腹で
撮ったものだけに、自由にやってる感じが1作目より強く出ている。
ドキュメンタリーとアートの境界をとりはずし自由に撮りたい
写真はどういう見せ方をしてもいいと考えている
放射能をどう撮るかという問いかけに悩んだそうだけど、自分の
感じるものを撮ろうと覚悟を決めたそうだ。
OPEN SHOW CP+の時、モデレータをお願いした横浜美術館の学芸
員の天野太郎さんから、「写真集にしたりプリントにして売ること
が、現地の人との関係性が悪くしませんか?」という質問がある。
郡山さんの返答が「今のところお世話になった方々との関係もいい」
とのことだけど「被写体が隠したい、見せたくないものを撮るのが
写真家で、石を投げられ、刺されてもいいって思っています」という
のが写真家というかジャーナリスト魂を感じさせられる。
天野さんが「写真集は、よく作ってくれたという結果になりやすいの
ですが、プリントにすると売るの?と関係が悪くなったりしますね。」
と言ってはった。
昨日書いた、今井智己さんの個展「Semicircle Law」は 同名の写真集も
あって天野さんのエッセイが掲載されている。ギャラリー展示だから
値段も付いている。でも今井さんの写真には人物が写っていないから
地元との関係性うんぬんはない。
被災地や戦地の写真を写真集やプリントで販売することは、値段つけて
いいんだろうか、寄付金をいれなくていいんだろうかと、ちょっとした
葛藤が生じる可能性もあるが、それを乗りこえないと仕事として成立、
ないし継続性がなくなるのも事実。
フクシマの人々の変化について郡山さんが語っていたのが、最初はうまく
いくのかもという「希望」があったのが、時間がたつと「あきらめ」に変
わり、最近ではカネの話でコミュニティが崩壊しつつあると。
あそこはいくらもらった、自分はもらっていないとか。移住によって絆が
強くなるというのは幻想なのか。仮設住宅の駐車場に停めてある高級車を
狙った破壊事件が起きているらしい。それが原発事故の前から乗っている
車であっても。フクシマはどうなっているんだろう。
写真はどれも写真集からで郡山さんのFACEBOOKから。
フクシマの写真集が完成したのは、その前日だった。間に合
わせていただいたのは、嬉しかった。
彼のフクシマの写真集はこれが2冊目。毎年の様にだしている。
1冊目「原発と村」がソフトカバー・B5・P94・ \2200だったの
が、今度の「FUKUSHIMA×フクシマ×福島」はハードカバー・
A4・P72とページ数こそ減れサイズも大きくなり紙も厚くなりと
質が高いのに\2500とお得感が高いw
消費されていく写真ではなく、いつまでも残る写真
という狙いが込められている写真集だ。依頼仕事ではく、自腹で
撮ったものだけに、自由にやってる感じが1作目より強く出ている。
ドキュメンタリーとアートの境界をとりはずし自由に撮りたい
写真はどういう見せ方をしてもいいと考えている
放射能をどう撮るかという問いかけに悩んだそうだけど、自分の
感じるものを撮ろうと覚悟を決めたそうだ。
OPEN SHOW CP+の時、モデレータをお願いした横浜美術館の学芸
員の天野太郎さんから、「写真集にしたりプリントにして売ること
が、現地の人との関係性が悪くしませんか?」という質問がある。
郡山さんの返答が「今のところお世話になった方々との関係もいい」
とのことだけど「被写体が隠したい、見せたくないものを撮るのが
写真家で、石を投げられ、刺されてもいいって思っています」という
のが写真家というかジャーナリスト魂を感じさせられる。
天野さんが「写真集は、よく作ってくれたという結果になりやすいの
ですが、プリントにすると売るの?と関係が悪くなったりしますね。」
と言ってはった。
昨日書いた、今井智己さんの個展「Semicircle Law」は 同名の写真集も
あって天野さんのエッセイが掲載されている。ギャラリー展示だから
値段も付いている。でも今井さんの写真には人物が写っていないから
地元との関係性うんぬんはない。
被災地や戦地の写真を写真集やプリントで販売することは、値段つけて
いいんだろうか、寄付金をいれなくていいんだろうかと、ちょっとした
葛藤が生じる可能性もあるが、それを乗りこえないと仕事として成立、
ないし継続性がなくなるのも事実。
フクシマの人々の変化について郡山さんが語っていたのが、最初はうまく
いくのかもという「希望」があったのが、時間がたつと「あきらめ」に変
わり、最近ではカネの話でコミュニティが崩壊しつつあると。
あそこはいくらもらった、自分はもらっていないとか。移住によって絆が
強くなるというのは幻想なのか。仮設住宅の駐車場に停めてある高級車を
狙った破壊事件が起きているらしい。それが原発事故の前から乗っている
車であっても。フクシマはどうなっているんだろう。
写真はどれも写真集からで郡山さんのFACEBOOKから。