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「カンポ・バエザの建築」展の展示手法

2009-07-22 | 建築
ギャラリー間の近くを通ったので
寄ってみた。

カンポ・バエザというスペインで
多くの建築を手がけている建築家
の日本初の個展。

でも、あまりみるべき展示がなかった。

常に持ち歩いているスケッチブックを
公開しているのは発想がわかって面白いが、
ドキュメントや書籍でもわかること。

会場でインタビューも映像を流していたけど
ネットで見れる彼の特集番組のほうが
よくできている。(スペイン語だけどね)

”光”で満ちた崇高な空間を作って
いるらしいがが、どんなものかは
”情報”で提供しているだけだ。



展示会の基本的な考えが、
ネットや書籍でわかる情報を回避し、
現場ならではの体験を企画するものだとすると、
建築家の企画展は、ふつう現物をもって
来れないところが、勝負どころではないか?

アトリエワンの、人形劇舞台や屋台。
安藤忠雄の住吉の長屋再現など
ギャラリー間は、記憶に残る企画展を
やってきはっただけに、残念。

光の入り具合の再現とか、
とても行ってみたい今年開館の
Museo Memoria Andalucíaの
部屋の再現とか体験してみたかったなぁ。

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