産業革命が始まって、長距離通信の必要性が
高まっていたころの話。
19世紀初頭は人海戦術で、信号を送る
中継所がヨーロッパ中に作られたらしい。
オペレータが望遠鏡で確認した信号を
次の中継地に順送りする。バカにはできなくって
数分でパリから地中海まで届いたらしい。
1860年頃には電線が敷設されて、
モールス信号が行き届く・・
電線の届くところまでだけど。
信号を送っていた人は失業して
なにをやっていたんだろう。
☆
そんな時代に生まれたイタリア人がいた。
大学も落ちたのに、電磁波の可能性・・
無線で信号が送れれば、電線はいらなく
なるって可能性に着眼する。
初めは家の中で無線送信に成功し、それを
屋外にもちだし、ぐんぐん無線距離の記録を
更新していく。
おもしろいのは、なぜ丘をこえて電磁波が
超えていくかという理屈は彼にはわかって
いなかったことだ。
それでも度重なる成功に、イタリア政府の
助成は得られなかったが、ロンドンで資本を
集めることに成功・・まだたった23歳!
☆
その資金を元手に、海上無線に挑戦する。
その頃はまだ旗や明滅する光でしか船上から
外界と通信するすべがなかったのだ。
それが1901年アメリカとヨーロッパ間の無線に
成功して、欧米で喝采を浴びたらしい。まだ?
もう?百年前の話。
その人の名はグリエルモ・マルコーニ。
エジソンと同時代の発明王だ。
出典はガブリエル・ウォーカーの
大好きな著書『大気の海』早川書房による。
彼の娘が『父・マルコーニ』という本を書いている。
またいずれ読んでみたい。
高まっていたころの話。
19世紀初頭は人海戦術で、信号を送る
中継所がヨーロッパ中に作られたらしい。
オペレータが望遠鏡で確認した信号を
次の中継地に順送りする。バカにはできなくって
数分でパリから地中海まで届いたらしい。
1860年頃には電線が敷設されて、
モールス信号が行き届く・・
電線の届くところまでだけど。
信号を送っていた人は失業して
なにをやっていたんだろう。
☆
そんな時代に生まれたイタリア人がいた。
大学も落ちたのに、電磁波の可能性・・
無線で信号が送れれば、電線はいらなく
なるって可能性に着眼する。
初めは家の中で無線送信に成功し、それを
屋外にもちだし、ぐんぐん無線距離の記録を
更新していく。
おもしろいのは、なぜ丘をこえて電磁波が
超えていくかという理屈は彼にはわかって
いなかったことだ。
それでも度重なる成功に、イタリア政府の
助成は得られなかったが、ロンドンで資本を
集めることに成功・・まだたった23歳!
☆
その資金を元手に、海上無線に挑戦する。
その頃はまだ旗や明滅する光でしか船上から
外界と通信するすべがなかったのだ。
それが1901年アメリカとヨーロッパ間の無線に
成功して、欧米で喝采を浴びたらしい。まだ?
もう?百年前の話。
その人の名はグリエルモ・マルコーニ。
エジソンと同時代の発明王だ。
出典はガブリエル・ウォーカーの
大好きな著書『大気の海』早川書房による。
彼の娘が『父・マルコーニ』という本を書いている。
またいずれ読んでみたい。
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