先日終了したんだけど、「写真の境界展」を見に
横浜市民ギャラリーあざみ野へ初めて行く。「独
自のアプローチで写真表現の境界を押し広げる3人」
の作品が展示してあったんだけど、多和田有希さん
のこと。
多和田有希さんは氾濫する写真に反発して、写真の
表面を消しゴムや針で削り出し始めたそうだ。そう
することで、
写真を素材にした彫刻作品と表する人も多いそうだ。
写真家は手が不自由だと(それはそれで、スタイ
ルを生み出すが)、撮影や現像に支障が来る。
多和田さんは、現像してからが作品作りが手によっ
て始まるようなものだ。手の復権ではないが、彼女
の手が写真を掘り、削る。
写真はデータであって、実験材料だそうだが、群衆
を捉える作品は、なぜだか心地いい。初めて見るのに、
こういう作品が見たかったと渇望が癒える感覚をもっ
たのが不思議。
本展での多和田有希さんへのインタビュー動画はこちら。
横浜市民ギャラリーあざみ野へ初めて行く。「独
自のアプローチで写真表現の境界を押し広げる3人」
の作品が展示してあったんだけど、多和田有希さん
のこと。
多和田有希さんは氾濫する写真に反発して、写真の
表面を消しゴムや針で削り出し始めたそうだ。そう
することで、
写真というイメージを物質として自分の手に入れて、
触覚で隅々まで読み取ることに喜びを覚えました。
触覚で隅々まで読み取ることに喜びを覚えました。
写真を素材にした彫刻作品と表する人も多いそうだ。
写真家は手が不自由だと(それはそれで、スタイ
ルを生み出すが)、撮影や現像に支障が来る。
多和田さんは、現像してからが作品作りが手によっ
て始まるようなものだ。手の復権ではないが、彼女
の手が写真を掘り、削る。
写真はデータであって、実験材料だそうだが、群衆
を捉える作品は、なぜだか心地いい。初めて見るのに、
こういう作品が見たかったと渇望が癒える感覚をもっ
たのが不思議。
本展での多和田有希さんへのインタビュー動画はこちら。