犬と日々のあれこれ

犬のしつけ・出張訓練をしています。
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選考会第2日目.服従

2012-04-17 | 日記


選考会2日目、ミランは服従と防衛の2科目の作業が残っていました。


服従

3科目(追求.服従.防衛)の中で一番頭の痛い科目。
出発点に立ったときに、よそ見を始め、ときにはとんでもないことをしでかす…。
一体何がそんなに気になるのか??一度ミランに聞いてみたいです(-ω-)

とにかく、出発点で指導手に注目するように、歩き出し最初の10歩で確実に注目しておくように…服従の練習はこればっかりだった、と言っても過言ではありません。
今までいろんな犬を訓練してきましたが、このレベルに達した犬で、こんな練習ばかりをやらなきゃいけない犬なんて、いなかったですよ(^^;全く。

訓練してても、どこか抜けてしまう…。

明確な解決策は、今のところ思いつきませんが、とにかく練習あるのみです。←このセリフばっかりで恐縮ですが、訓練はアナグロ故、仕方ありません。


しかし、今回ラッキーだったのは、競技会前の練習で、失敗が出尽くしていたことでした。
ですので、失敗しそうな箇所に事前の調整で、『保険』を掛けておくことができました。
そして今回は、競技前日と当日早朝の秘密(?)練習が効を奏したのか、出発点で何とか合わせることができました。←しかし、競技のギリギリ直前まで足掻いて練習しなきゃいけないミランって一体…。

何やらくさしてばかりですが、彼の唯一最大の長所と言えば、『不屈の精神』ぐらいでしょうか。
厳しい訓練にも、全くへこたれることなくついて来てくれるところは、本当に誉めてやりたいです。
この強靭な精神力には、あやかりたいぐらいです。

まだまだ、竹のような真っ直ぐ真面目男には程遠いですが、鍛え甲斐はあります。



IPOという競技は本当に、ごまかしのきかない競技。
その犬の生まれ持った能力や禀性から、受けてきた訓練の質と量が、白日の下に曝され、その良し悪しが判定される競技だと思っています。
そして、訓練.鍛練を通じて、犬のフィジカルとメンタルの両方の成長を楽しめる種目でもあると思います。(どんな競技においても、トップクラスを目指そうと思えば、あてはまることでしょうけど)

4歳にして、まだまだ発展途上のミラン。
発展しないまま終わらぬようにしないと…。

秋にはもう少し良い内容の競技をお披露目できたら、と思います。


写真は、真っ直ぐな板を、しゃぶり味わうミラン