持続可能な国づくりを考える会

経済・福祉・環境の相互促進関係を!

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次の世代のために

2006年09月23日 | シンポジウム
シンポジウム参加者募集を開始しました。こちらです!

趣意書はこちらです!


 事務局の三谷です。
 朝晩はずいぶん涼しくなってきました。もうすぐ衣替えの時期ですね。

 前日の更新に事務局尾が書いておりますとおり、皆様には当ブログ、ならびに今秋予定の標記シンポジウムに応援いただきましてまことにありがとうございます。
 興味をお感じでしたら、ぜひ万障お繰り合わせになってご参加いただけますと幸いです。

 ますます混迷が深まりつつあるかに見える日本の現状と将来、そして客観的データをみれば厳然として否定し難いと思われる、私たちと私たちの子孫たちの将来を脅かしつつある地球環境の危機に対し、すくなくとも現実性のある解決のヴィジョンと方向性をそこに見出していただけるものと、事務局一同確信しております。

 すでに一次のご参加呼びかけに、たいへんご多忙のところ、社会的にも重要な地位にあってこのことに尽力されている方々にも多くご参加のご返事をいただき、ますますその意を強くしているところです。

 ご招待文である「記」にありますとおり、このたびのシンポジウムは、呼びかけ人の三氏に加え、国立環境研究所理事の西岡秀三先生にも発題に加わっていただき、地球環境の先行きの最新のデータにもとづく冷厳とも言える現実を踏まえながら、それに国家単位できわめて的確に対応しているスウェーデンという実例をモデルとして、そこから私たちの日本が内面と外面にわたって何を学ぶことができるかを検討するものです。

 環境の問題とはいうまでもなく、今を生きる私たちだけではなく、というよりもそれ以上にいっそう、将来の世代、つまり私たちの子どもや子孫たちの生存それ自体に関わる切迫した問題です。
 今の私たちの行動が、彼らの生をある意味決定づけてしまうというひじょうに危うい岐路に、私たちは現にあるといって決して過言ではないと思われます。

 私たちの親たちや先祖たちが――むろんその時代的制約はありながら――、次の世代によりよい豊かな社会を残そうと苦闘し努力してきた結果として、今こうして私たちはかなり豊かで自由な生活を享受することができています。
 では、今の私たちは将来の世代に、私たちが営んでいる経済活動の蓄積した結果としての悲惨なツケではなく、もっとよいものとしていったい何を残すことができるのでしょうか。
 今回の試みがそれを皆様とともに考える機会となればと願っております。

 会場は鎌倉にあります龍寶寺というお寺の営んでおられる幼稚園の講堂を予定しています(冒頭の写真)。
 それは本シンポジウムが、私たちが子供たち・将来世代に幸せに健やかに生きることができる社会を、どうやって用意してあげるのかを考え合意するための場所となるからでもあります。

 早くも2020年頃には科学的なデータにもとづいて(最近のデータではもっと早いものもあるようです)世界的な環境危機が起こるかもしれないことが予測されているそうです。
 それが事実とすれば、そういう事態はそこに集う子供たちが成人する前にもう起こってしまうことになるのですね。

 次の世代のため、重ねてぜひともご参加ご協力いただければ幸いです。

 それでは失礼いたします。


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