棚田ぐらし

住み慣れた京都を離れ限界集落の棚田の里へ移り住みました。
日本の原風景といわれる棚田の景色を次世代に繋げて行きたい

棚田ジャム奮闘記 2016夏

2016-10-21 | 棚田ジャム
高島に縁を得て今年で11年。居を構えて10年になります。早いな~
荒れてはいるものの棚田の庭も周りの景色になじんできました。

集落の皆さんにも仲良くしていただいています。
ですが限界集落・・・・10年の間にもどんどん村人が減ってきました。

2013年の未曾有の台風で流された棚田も数知れず、そのまま放棄田になってしまってます(涙
オーナーさんによる田んぼ作りも お世話するほうの高齢化により募集定員を減らしてます。
以前は 田植えの日も収穫の日も行政が手伝ってのお祭行事でしたのに・・・・

賑やかなお祭だったころ模擬店に何か出しませんかと依頼されて庭で採れたブルーベリー、ルバーブをジャムにして売っていました。
おかげさまで評判が良くてリピーターが出来たりしてました。



年々減少する棚田の美しい風景、いつまで残せるのだろう。
少しでも長く次代につなげていきたいと考えるようになっていました
ジャムを作ることにより、村に人を呼ぶことが出来たらいいなぁと本格的に販売することを考えたりしていました。




願えばかなう、荒れた放棄田を好きに使ってくれないかと声をかけていただきました。
長い間田んぼとして利用されず草だらけでしたが人力で土木担当の相方が耕し畝を立てました





そうして春に蒔いたルバーブの苗を定植しました。
今年植えた苗の収穫は来年からになります。

農作業に励む姿を見て新しくうちの田んぼも使ってくれないかとお声かけていただきました。

日当たりの良い此方にはブルーベリーを植えることにしました

そして暑い夏の間うちの土木担当者、がんばって小屋を建てました。
ヒヨドリから実を守るためにネットも張りました。



夏の水遣りを少しでも安定するために土木担当者が用水から水を引いてくれました






そうして出来た棚田ジャム

ルバーブジャム ブルーベリージャム ウメジャム
そしてこの冬には柚子ジャムも作る予定です。どうぞよろしくお願いいたします。


林道の峠から伊吹山の朝焼けをみて決意を新たに


棚田ジャムの最新の情報は
https://www.facebook.com/tanadaJam/?ref=aymt_homepage_panel






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4 コメント

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やりがい (YoYo)
2016-10-21 12:53:53
サムさん、これは何と言ったら良いか … ただただすごいなぁ~と思いながら拝見していました。

私は農業のことはさっぱりなので、変なこと書くかもしれませんが、元は田んぼだったということは、土地自体は肥えているのでしょうか。でもブルーベリーだし、土壌改良も必要だったのでしょうか。

話変わりますが、Facebookを拝見して、スモモのラベルがちょっと気になっていました … (^^;
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その節はお世話になりました (グリーンサム)
2016-10-21 23:43:59
YoYoさん
もう3年前くらいになるかしら?YoYoさんと赤いルバーブのことお話しましたね。
あのころは まだ本格的に売るようになるとは思ってませんでした。
地域のイベントに特例で出店していたころでした。

田んぼの土壌改良が私も良くわからないので現在果樹用のコンテナ鉢で栽培しています。水遣りが大変なので地植えにしたいと思ってます。

apricot?スペル間違えてましたか??
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綴りは大丈夫ですよ~ (YoYo)
2016-10-22 00:38:34
サムさん

Apricotだとスモモではなくてアンズの意味になるので …。
実際に使われたのがスモモなら、英語はPlumになります。

私アンズのジャムにピスタチオを入れるのが大好きなんです。
販売シーズンがとても短くて、1週間か長くても2週間でスーパーマーケットから消えるので買い損なうことも多いです。

遊休田の利用のお話、お住まいの土地を大切にされる気持ちが伝わってきてすばらしい記事だと思いました。
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Unknown (グリーンサム)
2016-10-22 01:47:00
スペルあってましたか~ほっ!
アンズとアプリコットずいぶん調べたのですが調べているうち訳がわからなくなってしまいました。(汗  で、O型気質、まっいいか・・・(汗汗
すもものほうです(たぶん
こちらは集落で採れたものではないのでたぶんもう作らないと思います。
当地で採れたものに強いこだわりを持とうかと思っていますがどうなるやら
何せ獣害との戦い

またYoYoさんの本業のほうでお世話になることあるかも、そのときは宜しくね

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