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- 食の安全への意識高まる
ベトナムの都市部に住む主婦層を中心に、インターネット通販を利用した食材購入が広がっている。これは野菜や果物から危険性の高い農薬や発がん性物質が検出されたといった報道が近年急増し、食べ物の安全性に対する消費者の意識が高まっていることが背景にある。首都のハノイに出回る農作物のうち、安全な野菜は3割程度との報道もある。とくに、中国産の輸入食材に対する懸念は根強い。こうした世論を受けて、当局は昨年末から野菜や果物の輸入規制や検査を強化した。ただ、いくら規制・検査を強化しても、伝統的な市場は消費者に流通プロセスが見えにくい。その点、インターネット通販は消費者側が安全とされる食材を選択して購入できる。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで情報交換してから、慎重に食材を選ぶ人も少なくないという。同国政府もインターネット通販を利用した食料の提供に力を入れ始めた。昨年末、ハノイの農村部で有機野菜の栽培施設の建設支援を決定。将来は、そこで収穫した有機野菜をインターネットで販売する計画を持つ。ベトナムは年5~6%台の経済成長を続けるアジア有数の新興国。成長が所得の増加につながり、従来はあまり目を向けられなかった「食の安全」への関心が消費者の間で高まった。こうした傾向は今後、一段と強まりそうだ。(朝日新聞より) -
航空トラブル:機内に急病人で離着陸制限解除−−成田空港 /千葉ベトナム・ハノイから成田空港へ飛行していた日本航空752便(ボーイング767)の機内で25日朝、男性客が急病になり、同空港に午前5時57分、緊急着陸した。同空港は騒音対策のため、午後11時から翌朝6時まで早朝・夜間の離着陸を制限しているが、成田国際空港会社(NAA)は緊急を理由に制限を解除し、着陸を認めた。制限解除は14日の大雪以来で、今年度5回目。理由は悪天候(強風・大雪)3回と機体故障1回、急病1回で、計65機が制限時間内に離着陸した。国とNAAは、地元9市町に夜間・早朝の離着陸制限の運用緩和を提案している。【毎日新聞】
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ダオタン交差点で考古学者がレンガの古代の棺を発見