GreenNova活動奮闘記!!

グリーンノヴァは八王子市、青梅市、日高市、飯能市、日野市、国分寺市、川崎市、横浜市、他で造園・剪定・消毒・をしています。

小麦たち・・その後

2017年06月18日 | 代表 下川のブログ
関東地方も梅雨入りしパッとしない天候の続くこの頃。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、二毛作の記事からちょくちょく気にかけていた小麦の生育だが、6月中旬と言ったら収穫期だ・・
じつは密かに暇を見つけては監視に行っていた(笑)

なぜ、執拗に小麦たちを追いかけまわすのかというと・・




















何を隠そう私は100町歩(約30万坪)程の農地を持っている。

小麦畑は10万坪程を占める。



















農場のゲームで。



話は大幅に脱線するが・・
まずはいろいろご説明しよう。


高崎散策で二毛作を発見し、小麦に興味を持った私はすぐにこのゲームを発見!

内容を調べると・・持って来いのリアルなゲームだったのだ!

なんと、実った作物は放っておくと枯れたり腐ってしまい収穫はゼロになるため、タイミングを見て自分で収穫しなければいけない。

そこまでリアルだ!




半月ほど、どっぷりハマってしまった私は、夜な夜な徹夜を繰り返して、ついには妻から禁止令が発令された。

いや・・真面目に農場ゲームを深夜まで楽しむ私には妻も黙認していたのだが・・


こんな経緯が



・・

・・・

・・・・



人手を増やし順調に事業を拡大していた私は、小麦をはじめ 大麦・キャノーラ・テンサイ・とうもろこし・じゃがいも・・と種類も多岐にわたり、農地も資金も潤沢、持っている車両・収穫機は最上級モデル・・
農業経営の成功者を決め込んだ私は、少々食傷気味だった・・



しかし、このゲーム・・・プレイする側の心情をよく理解している。

実は「やりこみ要素」として、農場ゲームなのに様々な場所に金塊が隠されたりしていた。

そして私は、新たな目的である「金塊探索」に夜な夜な励んでいた。



~深夜~


とんでもないところに金塊が置いてある



自分の操作ミスで、突拍子もない高さから農夫が転落!



つい反射的に笑ってしまう



笑い声に気付いた妻が見に来る



笑っていた内容を興奮気味に説明



禁止令



おそらくは・・妻も「農場ゲームを遅くまで」は黙認していたが、深夜に趣旨からずれた・・ましてや金塊を守銭奴のように集めまくり、それを子供のように語る私に辟易したのだと私は推測する。

まぁ・・私も所謂「分かる大人」なのでね。




閑話休題




話を戻そう。

そのゲームの中で、深緑の小麦が収穫寸前で微妙に黄緑色になり、直後に金色に変わるのだ。

小麦の生育については、あれ以来そこそこネットで知識をつけていたので



「え~!?ちょっとオーバーだろ・・」



しかし、このゲームその他の所は異常な程リアルに再現してあるのだ。









「ここだけ適当にするかな・・?」





これはゲーム中から頭の片隅にあった・・





高崎の小麦畑を発見したのが3月中旬。


農場ゲームを発見したのが、その直後。


禁止令が出たのが4月上旬。

ゲーム内の小麦の変化について長々と説明したのが禁止令翌日。

これから「いち植木屋」として変化を見届ける決断を妻に話したのもこの時。





そして小麦たちに対する監視行為が始まったのだ。




3月

発見時は恥ずかしながら、一瞬雑草かと・・(幼穂)


4月

順調に伸びている(幼穂)

4月下旬

高さが止まる(止葉期)

5月

穂が見えてきた(出穂期)


5月下旬

色が変化(開花期)

(本当に全体的に黄緑色になった!)



ここからですよ・・問題は。

そんなにすぐこの色から金色にはならんでしょうよ。








そして、すぐ。










6月

金色に変る


稲よりも淡い金色というのか・・枯渇色というのは似あわない・・躍動感は感じるのだ・・


(成熟期)




本当だった・・
いや・・実際は同じように時間が流れているのかもしれない・・
しかし、生の眼で見る色味というかなんというか・・変化は別格に感じた。



ちなみに・・


ゲームの影響もあり収穫するコンバインを見たときは雀躍した!










振り返ってみると・・
穂が見えた時は嬉しく、畑全体が黄緑掛かった時は感動し、金色になった時は驚嘆した。









植木の業界にも色々なパターンがある。
伐採、伐根、剪定、除草、造園、造園デザイン、公園管理、街路樹専門、植木生産・・etc

今回、私が感じた感動は植木商品を生産する材料屋さんの部分か・・


デザインで樹種を決め現場で植樹するのだが、植木はすでに根鉢が巻かれ植えるだけの状態だ。

我々としては商品という位置づけなので、なかなか生産者の気持ちがわからない。

一括りに植木屋と言っても個々の仕事内容は別業界のようなものだ。



きっかけは偶然の発見で興味を持ったゲームからの思い付きの発想。

毎度、自分のあまりの幼稚さに驚かされる。

しかし、偶然とは言え非常に勉強になった。


まぁ、その「ゲーム」もアクションゲームとかではなく農業ゲームにどっぷりハマっている時点で、今回のことも偶然ではなく必然かもしれない。




追記


言い忘れていたが、今回の一件・・

実は妻も巻き込まれている。


禁止令の腹いせに、足繁く彼の地に連れていかれた妻だったが、例のごとく異議や不服の申し立ては無かった。

時に厳しい一面を持つ妻だが、この場を借りて心から敬意を表するとともに深く感謝申し上げる。

以上





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