弘前市に出て白神山地(弘前側)を目指そうと思ったのだが…
頭の中を誘惑が過る。
今回はルートの都合上省いてた「青池」があるんだよな…
しかし、十二湖地域は、白神山地の日本海側・・
山形内陸から入った今回は内陸縦断が最も紅葉狩りに適していると考えた為、沿岸部はルートから外していたのだ。
心のなかでは二人の私が戦う。
「おいおい、同じ白神山地でも逆側だぞ!?」
…分かってるよ。
「この旅もそろそろ終わりだし、そんなに頻繁に来れないんだから行こうぜ!」
…そうだよな。うん。そうだよ…
私欲の選択の方に同調するリアルな私。
ここまで5秒。
夕暮れの中、内陸から90㎞も離れた沿岸部へと目的地を設定した。
目的地が決まると次に起こす行動は宿の手配である。
紅葉シーズンの行程は思わぬ出来事(全然紅葉していなかった)や、自分の性格を熟知しているため(急遽別の目的地に向かう等)基本的に宿は当日取り。
今回のように目的地手前で急遽「魅力的な欲望」が隆起してきて二兎追うことは・・正直、度々ある。
その時の心情は一兎も追えないつもりなどなく「二兎追える」のだ!
結果は十中八九『虻蜂取らず』だが。
~閑話休題~
要するに宿が決まって場所を拘束されてしまうと、良く言えば「アグレッシブに動けなくなる」悪く言えば「フラフラできない」のだ(笑)
……青池散策のために付近の宿を探すが…ほとんど無い…
あったとしてもあまりに身の丈にあっていない高額リゾートホテルばかりだ。
思考(笑)錯誤のすえチョイスした宿はコテージ。
しかしいざコテージに向かおうと舵を取ったら……
少し舐めていた…
山深い夜道を。
街灯は全く無しの本当の漆黒の中を90㎞の行程。
車も自車のみ。
ハイビームにしないと先の道が分からないほど。
まるで濃霧の中を進んでるかの様。
もちろん民家など全く無し…
こんな時に限って八甲田山の怪談や森の怪談などを思い出す…
さらに恐怖だったのが「ここでパンクしたら…エンジン止まったら!?」と言う発想。
沿岸部に出て民家が見えだすとホッとした。
目下には夜の日本海。そしてこの日は星が綺麗に出ていた。
これは…!!
星空の写真も撮ろう(* ̄ー ̄)
以前に撮った星空を思い出し妄想にふける
コテージに着いたのはチェックイン締め切り時間ぎりぎりの22:00。
一通り説明を受けた後、コテージの管理者が罰悪そうに一言。
「一週間前にクマの目撃があったので夜間の外出はお控えください」
改めて考えるとここは東北、白神山地。
危なかった・・こういう都会人的な発想がクマの被害を出すのだろう。
コテージの管理者に感謝である。
胸中では即刻の星空撮影の中止が英断された。
熊の襲来もなく一夜明けた次の日、念願の青池へ向かう。
平日の朝一番で向かった為、人もまばら。
駐車場に車を停め10分ぐらい歩く。
「青池」と呼ばれるここはブルーインクを垂らしたような水の色をしていることで有名。
期待を胸に訪れると・・・
↑感度を上げた画像
青いには青いのだが、早朝ということもあり日光が池に当たっていないため青池ブルーの感動は無かった・・
しかし逆に、日陰で湖面が黒っぽくも見えるということは確実にこの池の水が青いということを証明していた。
ここが理想の日照になるまであと5時間ほどらしい・・しかも保証はない。
それまで滞在できれば「青池ブルー」に出会うことが出来るかも分からないが、残念なことに私には時間がない・・
汽車の時間は変えられない。(えっ!?車で移動しているんじゃないんですか?)
実は青池に来る途中で「海と断崖と列車」を撮れる場所を発見していたのだ・・(ナニイッテルノ?)
そこを列車が通過するのがあと1時間後。
ちなみに、ここ五能線は1日に約9本程度しか列車が走らない・・ぐずぐずしている余裕は無い。
思い返せば・・
漆黒の恐怖ドライブを掻い潜り、夜はクマの襲来に怯えここ白神山地に辿り着いた。
終いには「青池」は「黒池」へと姿を変えている…(←すべて自業自得ですよね?)
このままでは、いつもの虻蜂取らずだ。
それだけは嫌だ!
納得のできる何かが必要なのだ。(おぃおぃ・・あと5時間「青池」を待てよ)
~そして青池を背なで断ち切り撮影ポイントに向かった~
五能線
納得の1枚にようやく心が落ち着いた。(キミハナニシニシラカミヘ?)
もう後悔はない。さぁ現実に戻ろう。
かくして今回の紅葉2017は終焉を迎えた。
総評としては「良」であった。
今年の色味は過去に比べて非常に良かった。
もちろん「紅葉の当たり年」というのもあるのかもしれないが、今までは少し早く行き過ぎてたのかもしれない・・
来年からも10月中旬以降に予定を組むとしよう・・
頭の中を誘惑が過る。
今回はルートの都合上省いてた「青池」があるんだよな…
しかし、十二湖地域は、白神山地の日本海側・・
山形内陸から入った今回は内陸縦断が最も紅葉狩りに適していると考えた為、沿岸部はルートから外していたのだ。
心のなかでは二人の私が戦う。
「おいおい、同じ白神山地でも逆側だぞ!?」
…分かってるよ。
「この旅もそろそろ終わりだし、そんなに頻繁に来れないんだから行こうぜ!」
…そうだよな。うん。そうだよ…
私欲の選択の方に同調するリアルな私。
ここまで5秒。
夕暮れの中、内陸から90㎞も離れた沿岸部へと目的地を設定した。
目的地が決まると次に起こす行動は宿の手配である。
紅葉シーズンの行程は思わぬ出来事(全然紅葉していなかった)や、自分の性格を熟知しているため(急遽別の目的地に向かう等)基本的に宿は当日取り。
今回のように目的地手前で急遽「魅力的な欲望」が隆起してきて二兎追うことは・・正直、度々ある。
その時の心情は一兎も追えないつもりなどなく「二兎追える」のだ!
結果は十中八九『虻蜂取らず』だが。
~閑話休題~
要するに宿が決まって場所を拘束されてしまうと、良く言えば「アグレッシブに動けなくなる」悪く言えば「フラフラできない」のだ(笑)
……青池散策のために付近の宿を探すが…ほとんど無い…
あったとしてもあまりに身の丈にあっていない高額リゾートホテルばかりだ。
思考(笑)錯誤のすえチョイスした宿はコテージ。
しかしいざコテージに向かおうと舵を取ったら……
少し舐めていた…
山深い夜道を。
街灯は全く無しの本当の漆黒の中を90㎞の行程。
車も自車のみ。
ハイビームにしないと先の道が分からないほど。
まるで濃霧の中を進んでるかの様。
もちろん民家など全く無し…
こんな時に限って八甲田山の怪談や森の怪談などを思い出す…
さらに恐怖だったのが「ここでパンクしたら…エンジン止まったら!?」と言う発想。
沿岸部に出て民家が見えだすとホッとした。
目下には夜の日本海。そしてこの日は星が綺麗に出ていた。
これは…!!
星空の写真も撮ろう(* ̄ー ̄)
以前に撮った星空を思い出し妄想にふける
コテージに着いたのはチェックイン締め切り時間ぎりぎりの22:00。
一通り説明を受けた後、コテージの管理者が罰悪そうに一言。
「一週間前にクマの目撃があったので夜間の外出はお控えください」
改めて考えるとここは東北、白神山地。
危なかった・・こういう都会人的な発想がクマの被害を出すのだろう。
コテージの管理者に感謝である。
胸中では即刻の星空撮影の中止が英断された。
熊の襲来もなく一夜明けた次の日、念願の青池へ向かう。
平日の朝一番で向かった為、人もまばら。
駐車場に車を停め10分ぐらい歩く。
「青池」と呼ばれるここはブルーインクを垂らしたような水の色をしていることで有名。
期待を胸に訪れると・・・
↑感度を上げた画像
青いには青いのだが、早朝ということもあり日光が池に当たっていないため青池ブルーの感動は無かった・・
しかし逆に、日陰で湖面が黒っぽくも見えるということは確実にこの池の水が青いということを証明していた。
ここが理想の日照になるまであと5時間ほどらしい・・しかも保証はない。
それまで滞在できれば「青池ブルー」に出会うことが出来るかも分からないが、残念なことに私には時間がない・・
汽車の時間は変えられない。(えっ!?車で移動しているんじゃないんですか?)
実は青池に来る途中で「海と断崖と列車」を撮れる場所を発見していたのだ・・(ナニイッテルノ?)
そこを列車が通過するのがあと1時間後。
ちなみに、ここ五能線は1日に約9本程度しか列車が走らない・・ぐずぐずしている余裕は無い。
思い返せば・・
漆黒の恐怖ドライブを掻い潜り、夜はクマの襲来に怯えここ白神山地に辿り着いた。
終いには「青池」は「黒池」へと姿を変えている…(←すべて自業自得ですよね?)
このままでは、いつもの虻蜂取らずだ。
それだけは嫌だ!
納得のできる何かが必要なのだ。(おぃおぃ・・あと5時間「青池」を待てよ)
~そして青池を背なで断ち切り撮影ポイントに向かった~
五能線
納得の1枚にようやく心が落ち着いた。(キミハナニシニシラカミヘ?)
もう後悔はない。さぁ現実に戻ろう。
かくして今回の紅葉2017は終焉を迎えた。
総評としては「良」であった。
今年の色味は過去に比べて非常に良かった。
もちろん「紅葉の当たり年」というのもあるのかもしれないが、今までは少し早く行き過ぎてたのかもしれない・・
来年からも10月中旬以降に予定を組むとしよう・・