ノスタルジックな場所

JFBL（ジャパンフューチャーズベースボールリーグ）の
開幕戦を観に、津球場公園野球場（ネーミングセンスが…苦笑）まで
友人と二人で乗り込んで行った。

今シーズンから、大阪ゴールドビリケーンズはこのリーグで戦う。

っちゅうコトで、大阪から球団企画でバスツアーも組まれたケドも
帰りにど～しても寄り道したいトコがあったさかいに
今回は自らでクルマを出して乗り込んだ。

球場近くのマックスバリューで買い出しをしてから現場へ
駐車場から歩いてたら、ツアー組に同行してた
少年二人に声を掛けられた。早いなぁ。

スタンドに入ったら、みんなスタンバってるケドも
風がハンパや無い。旗を用意してる様を見てても…

「こらぁキツいなぁ…」

っちゅうカンジやった。

この球場での応援活動は外野席でっちゅうコトで
外野席に向こたんやケドも、パっと見た瞬間爆笑してしもた。

「コレ、まんま"あそこ"やん！」

スタンドに座席が無く、ひな壇になった"石垣"に腰を掛ける。
その有様は、なにわのホークスファンにとっては
"歴史的な場所"になってしもてる、今は亡き"あの球場"にそっくり。

ホークスファンだけや無うて、90年代初頭までを経験してる
パ・リーグのファンにはノスタルジックな想いに浸れる
なつかしい匂いのする"現場"である。

さて、本編…

…

…

敢えて、触れません（泪）。

せやケドも、新戦力による二本の代打ホームラン。
相手のスリーアローズにホームランが出て無いさかいに
リーグの"第一号"をビリケーンズの選手が打った
っちゅうのは、感慨深いモンがあった。

…が！

敗色濃厚の九回表に、逆転の望みを繋げる上で
我々のテンションを上げてくれた田中克誠選手の一発。
コレで、実際にボルテージが上がってるトコロに
ボランティアであろう、係員のおっちゃんが来て…

「それ、返して貰わんと…」

なんと、少年が手にして歓喜してるトコロに
"ホームランボール"を"回収"しに来たのである。

「そらぁ、なんぼなんでも殺生やろぉ！」
「ルールでそうなってる。」

そのまま、テンションがダダ下がりで敗戦。

試合終了後、いつも仲良くして貰てる
とある選手のお父さんと談笑してる時にそのハナシになり…

「ホームランボール"回収"ですよ！」
「マジで！」
「信じられんでしょ！」

っちゅうやり取りになった。

ちなみに、一部ファン有志がビリケーンスの球団職員さんに
そのハナシをしたみたいで、そこから交渉して貰い
後日、その少年に手渡されるっちゅうコトで
一応、"落着"したっちゅうコトを聞きました。

せやケドも、後味としてはよろしく無いさかいに
その辺りのファンサービスのあり方を
これからのスリーアローズの課題にして戴きたいと思います。

せやケドも、敗戦にも関わらず終始みんな笑顔で
ワシ自身も、やっぱり球場っちゅう空間のココチ好さを満喫出来ました。

来週はいよぴよ、住之江開幕です！