Born Free

こんまいコトなんかなぁ。


 水泳仲間のヒトのハナシになった。

そのヒトはわりかし泳ぎが達者やねんケドも
タマに斜めに進むコトがあったらしい。
ワシはあんまり気にならんかったケドも
タマに動きが"?"と思うコトがある位やった。

ロッカールームでステッキを
持ってる姿を見たコトがあったんで…

「視力が弱いんかなぁ。」

っちゅう風に思たコトがある程度やった。

マッサージチェアに座ってる時に
他の水泳仲間のおばちゃんとハナシをしてる時に
そのヒトのハナシになった。

「あのヒト、緑内障で斜め前の僅かな視界しか見えへんのやで。」

正直なハナシ、かなりびっくらこいた。
泳ぎはものごっつう達者である。
ワシなんかハナシにならん程である。

本人のハナシでは、最近になって視野が狭くなって来てるらしくて
やがては失明するっちゅうコトを自らで語ってたらしい。
それでも僅かな"光"を目掛けて泳いでる。

この日、ワシは結構考えゴトをしてた。
ここに書くコトもちょこっとそれに関するコトを
書こうと考えてた。

それは、"ぶきっちょ"で味わった
苦いコトを振り返ったコト。
それが未だに"コンプレックス"として
ワシのココロの中に影を落してるっちゅうコトである。

せやけども、このハナシを聞いて
ワシがものごっつうこんまい人間なんやなぁと改めて思た。

みんなも知ってると思うケドも
"乙武くん"っちゅう両手両足が生まれつき無い
スポーツコメンテーターが居る。

彼自身がアスリートでは無いケドも
自分で実際に見たコトを忠実に語る"現場主義"を
貫き通してる姿には胸を打たれる。

"ぶきっちょ"でも手足が満足に動かせるワシが
ヒトから"ぶきっちょ"を揶揄されたり馬鹿にされたと
暗いカオをしてるんが、どうしょうもなくちっぽけに思えた。

今、野球の試合も練習にも出て無い。
二月から調子が悪かった肩と肘の調子が悪かった
っちゅうのもあるケドも、それとは別に
キモチの問題でちょこっと離れてる。
ちょこっとプレーする方から離れたかった。

そのハナシを聞いたからって
いきなりリセットするっちゅうのは難しいケドも
少しは前向きに考えんとならんなぁと思た。

正直、"ぶきっちょ"でええ目をしたコトはこれっぽちも無い。
ガッコに行ってた時から、このコトでイヤな思いばっかりして来た。
亡き親父にもキツいコトを言い続けられて来た。

せやけども、親父もどっちかっちゅうたら器用な方や無い。
今となったら、アレが親父なりの"ぶきっちょ"故の
"励ましのコトバ"やったんかなぁとも思える。

不細工でもええから、くさらんコトがええんかなぁと
やっとこさ思えそうな気がしてきた。

せやけども、あんまり"ぶきっちょ"って言わんといてね。
 
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