朝のコトである。
消防車のサイレンの音で目が覚めた。
もうちょいで目覚ましが鳴ろうかっちゅう頃である。
結構、台数が多かった様で
その上、ヘリコプターの音まで聞こえて来た。
ヘリコプターの音は、家を出る時まで鳴り止まんかった。
春になって暖かくなったんはええケドも
空気が乾燥してるさかいに、ホンマに
火の元には気ィ着けんとならん。
ココにも何回か綴ってるケドも
小学校一年の時に、親友の家が火事に遭い
ケガ人が出んかったんは不幸中の幸いやったケドも
親友家族は焼け出され、そのまま転校を余儀無くされた。
その火事が起きた時のコトを今でもハッキリ覚えてる。
団地の前で野球をやってる時やった。
窓ガラスが破れて、そこから一気に煙が吹き出て来た。
あの光景は忘れれるんやったら忘れたい。
せやケドも嫌なコトに、脳裏に焼き着いてしもてる。
ホンマに、消防士が仕事が無いっちゅう
理想の町、理想の暮らし出来る様に…
願わんと居れん。
