ばぁちゃんの名義で借りてた部屋を
この日を以って、とうとう引き払うコトになった。
厳密に言うと、明日にカギを返しに行くんやケドも
最後の処分品を市に引き取りに来て貰った。
(立ち合うたんはおかんではあるケドも…苦笑)
中二の時から、ワシはその部屋で寝てた。
ガッコや仕事に行くのはその部屋から出て行ってた。
ばぁちゃん亡き後、独りでその部屋に居るんは
ホンマに物悲しいモンがあって
出来ればもうちょい早いコト引き払いたかったケドも
こうやって部屋を返すのに、何も無くなった部屋を見るのも
なんかやっぱり寂しい気がする。
実際にはもう、おかんと同じ部屋で過ごしてるんやケドも
過ごす前は狭いやろうし、どないなるかと思てたケドも
元々は、五人で過ごしてた部屋である。
思いの他、不自由無くフツウに過ごしてる。
思春期を過ごした部屋。
喜びはもちろん、苛立ちや怒りや悲しみ。
総ての葛藤や感情を受け止めてくれた部屋。
そこから、思春期に至るまでの自分を
造ってくれた部屋に戻るコトになるんやケドも…
更に精進です。
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