梅雨が明けて、ホンマにアツい日が続いてます。
この時期に思い出すのは
はるかムカシの高校一年の夏休みに
野球場で吹く為の"トロンボーン"が欲しくて
初めて"アルバイト"っちゅうモンをやり出した。
野球観戦がメインっちゅうコトで
短期バイトで、尚且つ、ナイターが観れる
っちゅうコトで、日中で終る仕事っちゅうコトで
"中元配達"っちゅうモンをやってた。
三輪自転車に荷物を積んでキーコラ、キーコラ…
最初は、前に進ますコトもあんじょう出来んかった。
そこに容赦無しに、洗剤やサラダ油や醤油とかの
調味料の詰め合わせみたいな、クソ重たいモンばっかり
1m四方のスペースに放り込まされる。
あと今と違て、某乳酸飲料の詰め合わせなんかは
瓶詰めのモンが五、六本セットになってるさかいに
それを複数積んだら、立ち漕ぎせんと
チャリンコが前に進まん程、アホみたいな重さである。
歩道を走ろうにも、駅前とかやと
迷惑駐輪自転車がアホ程点在してて
掻き分け乍ら、ちょこっと進み…の繰り返し。
いきなり大雨に遭うたコトがある。
ビニールを被せるんやケドも、それも焼け石に水状態で
積んでた洗剤がボトボトになったさかいに
センターに逆戻りして、そのまま仕事を終えたコトもある。
後は、応答したお客さんが門を開けた瞬間
大型犬が吠え乍ら飛び掛かって来たコトがあった。
当時、大の犬嫌いやったワシはモノと伝票を置いて
受領書のサインは我がで自筆で入れて必死で逃げた（苦笑）。
茹だる様な熱さの中で、こんだけのコトをしても
一個配達を完了させんと実入りが無い。
その金額、一個65円。（1985年当時）
上に書いた、大雨とか雷雨で配達不能となった時は
もちろん、給料になりません（泪）。
せやさかいに、留守宅があったら意地でも
預かってくれるご近所さんを探して、預かって貰た。
今やったら、有り得んコトなんやろうねぇ…。
結局、一ヶ月半程やったんかなぁ…。
トロンボーンの購入資金と、後楽園～西武球場への
遠征資金を稼いで、めでたく期間満了で釈放。
「もうちょいやってくれんかなぁ…？」
そない云うてくれたケドも、先述の遠征の日が来たし…
「もう、二度とやりたく無い…。」
そない思たさかいに、丁重にお断りした（笑）
せやケドも、あの時の我武者羅さが
ワシにはまだあるんやろうか…？
この時期になったら、あの時のコトを思い出します。
