隣のおじいさんのMさんがお亡くなりになりました。
95才でした。 元気だった頃、畑を耕したり、良く
回覧板を届けてくださいました。
「ありがとうございます」と挨拶するとにっこり笑った
顔が忘れられません。
また、特老のデイサービスを利用してて、たまたま私が
当番で、ボランティア活動時、顔を合わせ「Mさん、
私のこと覚えていますか?」と尋ねると無言。
介助の女性職員が「隣のGBさんですって!」耳も遠く
なり、認知症でもあり、やはり反応はありません。
あの笑顔、もう一度見たかった!
しかし、奥様に先立たれるも、同居の実の娘さんや
お孫さんに囲まれ幸せだったのではないでしょうか・・・
Mさんの庭に咲いていた濃色の垂れ桜、通る度に眺めては
我が家にも欲しいなあ、羨ましく思っていました。
その垂れ桜、今年も変わらず美しく咲きました。
その桜が散ってしまった頃に、眠るように静かに黄泉の国
へと旅立ったMさん、その魂はきっと、その桜に宿り、愛
するご家族を見守ってくれてることでしょう。
ご冥福を心よりお祈りいたします。